DISH社とデル・テクノロジーズ、米国初のOpen RAN 5Gエッジ インフラストラクチャーを構築
デル・テクノロジーズ株式会社
・DISH社が、クラウド ネイティブなオープン5Gネットワークに、デル・テクノロジーズのRANおよびエッジ コンピュート インフラストラクチャーを採用 ・DISH社とデル・テクノロジーズが共同でGTM（市場参入）戦略を実施 ― エンタープライズ企業、政府機関、卸売り企業などに、イノベーションと価値をもたらす共同エッジ ソリューションを提供 ・「Dell Technologies APEX」により、DISH社に幅広い選択肢と柔軟性を提供
当資料は、2021年6月17日に米国で発表されたプレスリリースの抄訳版です。
米国リリース原文：https://corporate.delltechnologies.com/en-us/newsroom/announcements/detailpage.press-releases~usa~2021~06~20210617-dish-and-dell-technologies-will-build-the-nations-first-open-ran-5g-edge-infrastructure.htm#/filter-on/Country:en-us
2021年6月17日、テキサス州ラウンドロック発：
デル・テクノロジーズ (NYSE: DELL) およびDISH Network社（NASDAQ: DISH）は、DISH社による米国初のクラウド ネイティブなOpen RANベースの5Gネットワークのリリースに向け、戦略的インフラストラクチャー契約を締結しました。両社は、デル・テクノロジーズのオープン インフラストラクチャー基盤と技術パートナーエコシステムを駆使して、5G RANネットワークを構築し、従来のやり方を刷新しました。
DISH社は、オープンでクラウド ネイティブな5Gネットワークをゼロから開発しています。デル・テクノロジーズは、DISH社にエッジ ネットワーク インフラストラクチャー基盤、デバイス、付随するソフトウェア ソリューションを提供することで、5Gとエッジ コンピューティングの融合で可能となる、コネクティビティーを通じた様々なビジネス機会をDISH社のお客様に提供します。
DISH社は、デル・テクノロジーズのセキュリティー ソフトウェアおよびグローバル サプライチェーンを活用します。これにより、5Gネットワークにデル・テクノロジーズのオープン ハードウェアとソフトウェアを展開し、数百万の人をつなぐとともに、医療、教育、政府機関、小売、製造、バンキングなど幅広い業種の5Gおよびエッジのユースケースをサポートします。デル・テクノロジーズのゼロタッチ プロビジョニングおよびコンテナ化したネットワーク機能の展開環境を基盤にすることで、DISH社は、幅広い地域へソフトウェアとサービスの導入を簡素化および自動化することができます。
両社の合意内容は、以下のとおりです。
・両社は、プライベート5Gワイヤレス ネットワーク ソリューション、ソフトウェア デファインドWAN（広域ネットワーク）、マルチアクセス エッジ クラウド プラットフォームを構築。幅広い業種に価値をもたらすことを目指し、両社は共同でGTM（市場参入）戦略を推進し、エッジでお客様に高い価値を提供するシームレスかつシンプルなソリューションを提供。
・両社は、Open RAN、SmartNIC、エッジ コロケーションの新しい形であるマイクロエッジ、オペレーション自動化、その他のR&D（研究開発）分野向けのテクノロジーを共同で開発。エンタープライズ企業および小規模企業をターゲットとし、マルチアクセス エッジ コンピューティング（MEC）ソリューションの構築を追求。
・両社は、システムの稼働状態を監視する高度なマシンラーニング（機械学習）機能を提供し、システムのパフォーマンスやサービスに影響を与える恐れがある異常をプロアクティブに予測できる環境を確立。両社は、セルサイトからデータセンターまでを網羅するネットワーク インフラストラクチャーをデザインして、より優れたパフォーマンス、電力効率、オペレーションの自動化を実現。
・DISH社は、セルタワー サイトおよび一元化したRANロケーションに「Dell EMC PowerEdge」サーバーを展開することで、エッジにおけるデータ集中型のワークロードの需要の高まりに対応する。DISH社は、厳しい環境で稼働できるように構築されている「Dell EMC PowerEdge XR11」高耐久性サーバー（https://corporate.delltechnologies.com/ja-jp/newsroom/announcements/detailpage.press-releases~japan~2021~03~20210318-11.htm#/filter-on/Country:ja-jp ）を使用して、同社のプライベート クラウドおよび遠隔地のエッジ アプリケーションをサポート。また、「PowerEdge R740」サーバーおよび「R750」サーバーを使用して、仮想化および厳しい要件が求められるクラウド ネイティブなワークロードをサポートする。デル・テクノロジーズのプラットフォームは、将来にわたりDISH社の次世代RANコンピュート要件に対応していくので、DISH社は、追加のアクセラレータ カードをサポートしていくことが可能。
・デル・テクノロジーズの「APEX Flex On Demand」（https://corporate.delltechnologies.com/ja-jp/newsroom/announcements/detailpage.press-releases~japan~2021~05~20210506-1.htm#/filter-on/Country:ja-jp ）によって、DISH社は、使用した分のみのサーバー料金を支払いながら、サーバー利用をスケールアップ／ダウンすることが可能(*1)。デル・テクノロジーズが、エッジまでのシステム全体を自社環境から統合的に提供する一方、サービスサポートの専門家がその効率的な市場展開とライフサイクルマネージメントを実施。
・デル・テクノロジーズおよびDISH社は、高度なテクノロジー コラボレーション チームを立ち上げ、将来のテクノロジーおよび投資の機会を特定および開発する。両社は、5G RANおよびエッジ インフラストラクチャーのロードマップと5G RANに多様化したシリコンチップで協業して、5Gネットワークの供給コスト（Cost-To-Serve）、パフォーマンス密度、オペレーションの信頼性、通信設備の消費電力の改善に集中して取り組む。
・両社は、共同でソリューションの開発および市場展開を行う。例えば、現在両社は、より幅広い層のユーザーおよび場所への5Gの普及を促進するため、DISH社の接続オプションをサポートするデル・テクノロジーズ製5G対応ノートパソコンをデザインおよび認定中。今後両社が提供するデバイス管理およびeSIMプロビジョニング機能により、ユーザーはプライベート ネットワークと共有ネットワークの両方において、すべて従量課金モデルの枠内で、物理的なSIMカード不要でサービスを有効化することが可能。
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*1. Dell Financial Services（DFS）またはデル・テクノロジーズ グループ企業、もしくはデル認定のビジネス パートナー（DFSと合わせ総称して「デル」）が、認定した法人顧客に提供する支払ソリューション。国によっては、利用できない場合もしくは内容が変わる場合があります。内容は通知なく変更される場合があるとともに、製品の可用性、適格性、与信承認、デルまたはデルの認定ビジネス パートナーが提供するドキュメントの提出および受入状況によって変わる場合があります。スペインの場合、ソリューションはスペインのDell Bank International d.a.c支店が提供し、EUおよびEEAの一定の国ならびに英国およびスイスではCentral Bank of Irelandの規制下にあるDell Financial Servicesとして取引を行うDell Bank International d.a.c,が提供します。
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■デル・テクノロジーズについて
デル・テクノロジーズ（NYSE：DELL）は、企業や人々がデジタルの未来を築き、仕事や生活の仕方を変革することを支援します。同社は、データ時代に向けて、業界で最も包括的かつ革新的なテクノロジーとサービスのポートフォリオをお客様に提供しています。
■DISH Wirelessについて
コネクティビティー企業であるDISH Network Corporation社は、1980年以来、破壊的な変革をもたらし、消費者のためにイノベーションと価値を推進しています。衛星サービスのDISH TVおよびストリーミング サービスのSLING TVなど、同社は複数の子会社を通じて数百万の顧客にテレビ エンターテインメントおよび数々の賞に輝くテクノロジーを提供しています。同社は、2020年にBoost Mobile社を買収したことで、全米を網羅する無線通信事業者になりました。無線分野における絶え間ないイノベーションを通じて、DISH社は、米国初のクラウド ネイティブなOpen RANベースの5Gブロードバンド ネットワークを構築します。DISH Network Corporation（NASDAQ:DISH）社は、Fortune 200企業の1社です。
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