5Gコア利用プライベート4Gによる、ビルテナント向け高セキュリティ通信サービスと、ビル運営管理システムのサービス実証を開始
パナソニック
パナソニック株式会社(大阪府門真市、代表取締役社長:津賀 一宏)は、森ビル株式会社(東京都港区、代表取締役社長:辻 慎吾、以下、森ビル)およびイーヒルズ株式会社(東京都港区、代表取締役社長:森 浩生、以下、イーヒルズ)と共同で、5Gコアネットワーク(以下、5Gコア)と免許不要周波数帯を利用するプライベート4G(LTE)構内電話の規格であるsXGP(※1)基地局を活用した構内電話網と公衆LTE網による仮想専用ネットワークを構築し、ビルテナント企業や施設、さらに敷地外環境での新たなサービス開発を目的とした実証実験を開始しました。
この仮想専用ネットワークでは、都心オフィスやサテライトオフィス、シェアオフィスなどを利用するビルテナント企業のユーザーが、働く場所を意識することなく、また、VPN接続設定など特別な操作を意識すること無く、いつでも何処でも安全に各テナント企業のイントラネットに直接接続することができるようになります。加えて、5Gコアに接続したsXGP基地局をビルのインフラとして整備し、5Gの機能であるスライシングを活用することで構内電話網の用途がさらに拡大し、例えばビル運営管理システムのための通信回線として利用することもできます。将来的にはビル単体を越えた敷地内での域内自動運転サポートも視野にいれ、sXGPでの効果と課題を抽出した後に、基地局の一部を免許局であるローカル5G基地局へと置き換え、高度化を図る実証も実施する予定です。
※1 sXGP:周波数1.9 GHzの免許不要帯を使ったコードレス電話システムで、第4世代移動通信システムの時分割多重方式であるTD-LTEと互換性のあるシステム。最大スループットは5 MHz帯域幅、2×2 MIMOで下り12 Mbps、上り4 Mbps程度。
免許不要のため、電波利用料がかからず低コストで利用することができる反面、PHSや家庭内コードレスホンと同じ周波数を使うため、基地局が他のシステムにより当該周波数が使われていないことを確認した場合にのみシステムを運用するキャリアセンス機能を搭載して周波数を共用する機能を持つ必要がある。
全文は以下プレスリリースをご覧ください。
▼[プレスリリース] 5Gコア利用プライベート4Gによる、ビルテナント向け高セキュリティ通信サービスと、ビル運営管理システムのサービス実証を開始(2021年6月23日)
https://news.panasonic.com/jp/press/data/2021/06/jn210623-1/jn210623-1.html
<関連情報>
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https://news.panasonic.com/jp/press/data/2019/10/jn191011-1/jn191011-1.html