このスマホ、ホントに買い? 話題のスマホ徹底レビュー 第287回
山根博士のグロスマレビュー
6400万画素カメラを3つ搭載、驚異のカメラを誇る「ZTE AXON 30 Ultra」
2021年06月14日 10時00分更新
カメラの合計画素数約2億!
ZTEから新フラッグシップ登場!
グローバル市場では唯一のディスプレー埋め込み型フロントカメラ(アンダーディスプレーカメラ)搭載スマートフォン「AXON 20」を2020年にリリースしたZTEから、今度は世界初となる「6400万画素クワッドカメラ」を搭載する「AXON 30 Ultra」が発売された。ZTEのスマートフォンでここまでリアカメラにこだわった製品は初めてと言えるだろう。その実力を試してみた。
「AXON」はZTEのフラッグシップモデルのブランド名。AXON 30 Ultraはその名に恥じずチップセットはクアルコムのSnapdragon 888を搭載。今回試したモデルはメモリー8GB+ストレージ128Gという構成。ディスプレーは6.67型(2400x1080ドット)、リフレッシュレートは最大144Hzに対応。なお、ステータスバーにはリフレッシュレートを表示することもできる。フロントカメラはパンチホール型で1600万画素だ。
背面は若干つやを残したマットな仕上げ。高級感がありケースを装着せずに使いたいと思えるような、最近主流のデザインだ。「ZTE 5G」の表記が左下に見える。本体サイズは約73×161.5×8mm。ディスプレーは側面の角を落としており、背面側も同様の処理なので片手でも持ちやすい。重量188gは適度な重さと感じられた。
カメラは標準(26mm)が6400万画素(Sony IMX686、F1.6、OIS搭載)、ウルトラワイド(14mm)が6400万画素(Samsung ISOCELL GW3、F2.2、画角/120度)、ポートレート(31mm)が6400万画素(Samsung ISOCELL GW3、F1.9)、さらにペリスコープ方式の望遠(光学5倍・デジタル60倍)が800万画素(F3.4、OIS搭載)の4つの構成。4つすべてを足すと2億画素になるというのも驚異的だ。
本体側面のデザインは一般的なもので、右側に電源とボリュームボタン。サイドのモールに若干のデザイン性を持たせている。左側と上部はボタン類はない。下部にはSIMカードスロットとUSB Type-C端子を備える。
OSはAndroid 11ベースの「MyOS11」を搭載。通知バーから下にスワイプして表示されるクイック設定のアイコンが大きく見やすくなっているなど独自のUIデザインとなっている。標準のAndroidを若干カスタマイズした程度であり、より使いやすくなっているという印象だ。ディスプレーのリフレッシュレートは「オート」「60Hz」「90Hz」「120Hz」「144Hz」切り替えできる。
AnTuTuでベンチマークを測定するとスコアは804245と非常に高い。シャオミやOnePlusの最上位モデルと互角のパフォーマンスを有していることがわかる。
![](/img/blank.gif)
この連載の記事
-
第494回
スマホ
「OPPO Reno11 A」は急速充電にも対応で4万円台を維持し大幅に進化した -
第493回
スマホ
ソニーのミドルクラス「Xperia 10 VI」は2眼カメラに変更も性能は大幅向上 -
第492回
デジタル
「Xperia 1 VI」は縦横比変更が賛否を呼んだが使い勝手的にはメリットしかない -
第491回
スマホ
高価だから間違えたくない! 今オススメの超高性能Androidスマホ3選 -
第490回
スマホ
ファーウェイの縦折りスマホ「Pocket 2」はミドルクラスながらカメラの仕上がりはかなりイイ! -
第489回
デジタル
「Zenfone 11 Ultra」日本導入! 小型プレミアム路線からの転向も、大画面でゲームもカメラもパワーアップ! -
第488回
スマホ
「Blackview Tab 9 Wi-Fi」は技適もあって手軽に使える11型タブレット! HD再生対応がうれしい -
第487回
スマホ
2億画素カメラと120W充電対応で6万円以下! さらに高コスパ化したシャオミ「Redmi Note 13 Pro+ 5G」 -
第486回
スマホ
折りたたみなのに薄い! 高性能で薄型軽量ボディーのvivo「X Fold Pro」 -
第485回
スマホ
デザイン優秀でおサイフ対応の「Nothing Phone(2a)」が5万円以下なのは間違いなく買い! -
第484回
スマホ
ハイネケンがSNS不可な世界一退屈なケータイを発売! デジタルデトックスに最適だ! - この連載の一覧へ