ここからはBTO PCなど異なる環境で計測した結果を見ていく。ベンチマークのグラフィック設定は、簡易グラフィック設定「6:ウルトラ」に固定。解像度はフルHDとWQHD、搭載するビデオカードによっては4Kも計測し、表示モードは仮想フルスクリーンにした。GeForceのドライバーは466.47(GRD)。RadeonはAdrenalin 21.5.2。
●G-Master Hydro Z590-Mini
CPU | Core i7-11700K(8コア/16スレッド、3.6~5GHz) |
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GPU | GeForce RTX 3070 |
メモリー | 8GB×2 |
今回の計測したなかでもっともバランスの良かった構成だ。4Kのスコアーはさすがに低いが、60~90fps狙いならWQHDもいける。CPUとGPUの冷却は簡易水冷になっており、空冷よりもよく冷えるため、長時間遊ぶ傾向にあるならば、いまからポチってもいいくらいだ。
●G-TUNE HM-B
CPU | Core i7-10700K(8コア/16スレッド、3.8~5.1GHz) |
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GPU | GeForce RTX 3060 |
メモリー | 8GB×2 |
1世代前のIntel CPUとミドルレンジのRTX 3060の無難な構成。フルHDで遊ぶつもりならこれくらいの環境で問題なさそうだ。WQHDでは9009とやや厳しいスコアーになったため、いくつかの設定を下げてフレームレートを維持するのがいいだろうか。比較的低価格なので、予算との相談のつけやすさが◎。
●Premium-Line B550FD-A-Mini(CPU変更)
CPU | Ryzen 9 5900X(12コア/24スレッド、3.7~4.8GHz) |
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GPU | GeForce RTX 3060 |
メモリー | 16GB×2 |
先のG-TUNE HM-Bと似た構成だが、CPUが異なりRyzen 9 5900Xを搭載している。Core i7-10700Kと比べ、スコアー差は極端ではない。GPUが同じなのでCPU起因のボトルネックがなく、似たスコアーになったとみるべきだろう。AMD路線ならば、Ryzen 9 5900XかRyzen 7 5800X搭載モデルをチェックしてみよう。
●LEVEL-15FXR23-i7-RASX
CPU | Core i7-10870H(8コア/16スレッド、2.2~5GHz) |
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GPU | GeForce RTX 3060 |
メモリー | 8GB×2 |
RTX 3060搭載ゲーミングノートPCは、フルHDであればスコアー11000ほどになり、ウルトラプリセットで遊ぶことができそうだが、ベンチマーク中には30fpsを切るシーンもあり、ある程度の割り切りが必要になる。多くのゲーミングノートPCも似た傾向になるだろう。
●編集部検証用PC
CPU | Ryzen 9 5950X(16コア/32スレッド、3.4~4.9GHz) |
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GPU | GeForce RTX 3090 |
メモリー | 16GB×4 |
2021年5月末時点で、CPUとGPUともにコンシューマー環境においてハイエンドな環境だ。フルHDでは重いシーンでも90fpsになるくらいで、ほとんどのシーンで160fps以上になる状況が目立った。価格は相応に高いのですんなりとオススメは難しいが、4Kで遊ぶ場合に細かく設定を調整したくない人ならば、このクラス。なお、CPUとGPU以外の構成例によっては50~60万円程度になるが、それでも高い。
●筆者宅の作業用PC
CPU | Ryzen 9 5950X(16コア/32スレッド、3.4~4.9GHz) |
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GPU | Radeon RX 6900 XT |
メモリー | 32GB×2 |
CPUは編集部の検証用PCと同じで、GPUがRadeon RX 6900 XTになった構成。フルHDのスコアーは高いが、クロックは上昇せず、RTX 3070と似たスコアーだ。ざっくり言えば寝ている。WQHDでも同様にクロックの乱高下があり、スコア的には問題ナシだが高いフレームレートは狙えない。4KはそれなりにハイエンドGPUらしいスコアといったところ。またWQHDと4Kの挙動については、CBT JP1/2、及びCBT Globalとちょっとフィールが異なっており、WQHDの挙動はよくなったように思えるが、4Kは悪くなったと感じている。
番外編:非ゲーミング向けのノートPCはどうなの?
●XPS 13(7390)
CPU | Core i7-10710U(6コア/12スレッド、1.1~4.7GHz) |
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CPUクーラー | インテル UHD グラフィックス |
メモリー | 8GB×2 |
ここまでゲーム向けの環境でチェックしてきたが、番外編として私物のノートPCの内蔵GPUでもチェックしてみた。結果は想像に容易く、ギリギリ動く程度になる。Iris Xe Graphicsを搭載する第11世代でのスコアーが気になるところだ。当分、半導体の不足は続く見込みであり、しばらくノートPCからの更新予定がないという場合は、クラウド版が無難だろう。ただワイヤレスの場合は、ルーター性能が接続安定性に関わってくるため、ルーターの更新は検討しておきたい。なお、ルーターも地味に品不足の傾向にある。
©SEGA
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