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Apple M1搭載で大幅性能アップの「iPad Pro」&カラフル7色「iMac」特集 第30回

第2世代「Apple TV 4K」レビュー!操作感向上の新Siri Remoteも試す

2021年05月20日 22時00分更新

文● 山本 敦 編集●飯島恵里子/ASCII

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左が第1世代、右が第2世代のApple TV 4K。外観はほぼ変わらない

第2世代のApple TV 4Kが進化したポイント

 続いて第2世代のApple TV 4Kから進化したポイントを深掘りする。

 内蔵プロセッサはA10X FusionからA12 Bionicにアップグレードした。操作の体感が変わるかどうか新旧モデルで比較してみた。結果は電源投入後からホーム画面を起動するまでの時間に体感の差はなく、またアプリの起動、Siriの音声操作のレスポンスなども新旧モデルの間で大きな差はないように感じた。

背面にHDMI端子を1基搭載する。第2世代がHDMI 2.1、第1世代がHDMI 2.0aに対応する端子だ

 A12 Bionicに関わるところでは、第2世代Apple TV 4Kの動画表示性能の向上が見込めそうだ。新しいモデルにはHDMIインターフェースの最新規格であるHDMI 2.1が搭載されており、最大4K/60fpsのハイフレームレートで記録された動画をテレビに出せるようになる。4K/30fpsの動画よりも表示が滑らかに見えるところが4K/60fps動画の魅力。それはスポーツの映像、ゲームなど被写体がダイナミックに動きまわる映像を見る時にアドバンテージとして実感されるものだ。

iPhone 12 Pro Maxで撮影した4K/60p、ハイフレームレートHDRの動画を再生。滑らかで自然な色合いと明るさの映像が楽しめる

 現在のところまだ該当するスペックの4K/60pハイフレームレートHDR動画が多く見つからないため、取り急ぎiPhone 12 Pro Maxのカメラで撮影した4K/60fpsのビデオをAirPlay経由でApple TV 4Kに送り出して再生してみた。初代Apple TV 4Kで見ても十分に安定しているのだが、新しいApple TV 4Kでは映像の細部までぶれないので立体的な空気感が引き立つ。第2世代のApple TV 4Kは無線接続が新しい高速規格のWi-Fi 6に強化されている。有線接続もギガビットEthernet対応なので、iPhone/iPadやMacとのAirPlay連係はよりスムーズになる。

 今後は多くのスポーツ映像を配信する「Red Bull TV」など、日本国内でも視聴できる動画サービスにApple TV 4Kが対応するドルビービジョン対応のハイフレームレートHDRコンテンツが増えるというから楽しみだ。

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