前回はこちらをご紹介しました。
■【連載】横浜中華街から你好(ニーハオ)
※過去の連載記事はこちら:横浜中華街流行通信~地元発のディープな街歩き~
この写真、見てください!
横浜中華街映画祭で公開する作品のひとつ『Odore.』のオフショットです。
横浜中華街では「横浜中華街映画祭」(https://yokohama-chinatown-filmfes.jp)というプロジェクトを立ち上げ、オンラインで公開をしています。ご存じでしたか?
なぜ横浜中華街で映画祭を? と不思議に思う方がいらっしゃるかもしれません。
それはズバリ! 横浜中華街の街作りの一環なのです。
横浜中華街が持つ多面的な魅力を映画により表現することで、より多くの方に感じていただき、街の認知度アップやブランド力の向上につなげ、横浜中華街をもっと好きになってほしい。そんな思いから「横浜中華街映画祭」の企画は始まりました。
横浜中華街発展会協同組合・高橋伸昌理事長の「店や街のために少しでも役に立つことがあるなら、何でもやろう!」という考えの元、理事のメンバーたちと一緒にこれまでも様々な活動をしてきましたが、今回撮影されたダンス映画の作品も、まさにそうして生まれたものです。
監督には「横浜中華街の歴史、文化、伝統に触れてもらえればどんな作品でも構わない」というオファーだけをして、自由に表現していただきました。横浜中華街のトリセツみたいな作品になっちゃうとつまらないですからね。
福岡の「直方映画祭」や大分の「湯布院映画祭」を始め、「あきた十文字映画祭」や「ゆうばり国際ファンタスティック映画祭」など、日本全国あちこちにこうした映画祭がポツリポツリとあります。
ただ、それらの映画祭と横浜中華街祭が大きく違うのは、中華街をロケ地にしているところです。『ローマの休日』や『007』『男はつらいよ』…。やっぱりロケ地は映画の見どころのひとつですよね。
思い入れのある作品が撮影された場所って行ってみたくなりませんか? このプロジェクトを通じて、聖地がいろんなところにできたらいいなーなんて思っています。そして監督や出演者の方達が、この映画祭をきっかけに、より一層、活躍したらうれしいなー、なんて思っています。
今回は5作品を5人の監督に撮っていただきましたが、コロナ禍でもともと予定していた春節(旧暦のお正月)には間に合わず、公開は3月末にまでずれ込みました。しかも、2作品はコロナで撮影が遅れに遅れ、3月の同時公開ができませんでした。
冒頭でご紹介したダンス作品についても、中華街大通りを使ったメインのシーンの撮影が緊急事態宣言により2回延期になり、ようやく4月25日になって撮影する事ができました。東京に3度目の緊急事態宣言が発令され、神奈川にまんぼう(まん延防止等重点措置)が発令されている中での撮影だったので、国の定める特措法やガイドラインをめちゃめちゃ読み込んで、開催できる条件を整えて警察や行政の方とも調整を重ねて実施しました。これまで経験したことがない規模の撮影でした。
横浜中華街で商売する人たち、住民、学生、納入業者さん、関係のある団体、なんと直井中区区長はじめ横浜市各局の職員の皆さま、消防署や、中土木の職員の皆さままで制服でご参加いただきました。これを読んでくださっている方の中で、ご参加いただいた方がいたら、本当にありがとうございました! だいたいこういうのって募集して応募してくださったとしても、当日になってみると欠席のケースって多くないですか? 撮影は6時集合の早朝ですし、1割くらいの方は何かしらの事情で参加が難しいかもしれないなー、なんて思っていたのですが、なんとほぼ100%の参加率!! 驚きました。
ソーシャルディスタンスをしっかり取って当初の計画よりもかなり人数を減らしたのですが、それでも中華街大通りいっぱいに250名が並ぶ絵は圧倒的でした。
獅子舞も久しぶりに大通りでみました。
avexさんがプロジェクトマネージメントしてくださり、その紹介で国際的に有名なダンスグループGANMIが振り付けをしてくれて、楽曲は横浜中華街のために湘南乃風HAN-KUNが描き下ろしてくれました。おふたりとも横浜に縁があり、横浜中華街にも特別な想いを持つ方たちです。
この2年、ロケもロケハンも思うようにうまく進まず、正直「早く終わんないかなぁ」って日々思っていたのですが、終わってみると充足感と達成感と共に、なんだか祭の後の寂しさの様な切なさを噛み締めています。たくさん徹夜もしました。
たくさんの友達もできました。
3月26日にはロイヤルホール横浜にて記者発表会を行いました。記者発表会では、作品を作った監督達だけでなく、林横浜市長と、本映画祭を共に作り上げてきたエイベックス・グループの丹取締役が来賓として出席してくださいました。HAN-KUNもGANMIのSOTAさんも登壇してくれました。作品の見所や映画祭の取り組みについて想いを語ってもらいました。さらに横浜に縁の深い女優・釈由美子さんがアシスタントMCとして登場。イベントを華やかに盛り上げてくれました。公務の合間を縫って市長にまで来てもらえて本当にうれしかったです。なんとサプライズで僕まで舞台に上げてもらっちゃいました。
本映画祭は、コロナ禍のためオンラインでの開催に切り替え、記者発表会と試写会も規模を縮小しての開催となり、地域の皆様への告知も十分に行えませんでしたが、NHKや日本経済新聞をはじめ、テレビや新聞など200近いメディアで取り上げていたきました。また、ダイジェストムービーやティザームービーは東京や市内の観光案内所で放送されるほか、横浜市営地下鉄、赤い靴バス、ベイサイドブルーのサイネージでも上映されてます。
上記にもリンク貼ってますが、これまでの作品は特設サイトにて公開しています。
初夏には残りの2作品も追加公開される予定です。
みんな、ぜってぇ見てくれよな!!
https://yokohama-chinatown-filmfes.jp
さてお待ちかね、ボス飯シリーズです。
今回ご紹介するのは「光龍飯店」。
上記映画祭の作品のひとつ「滑板拳(かっぱんけん)」でロケ場所にもなっているお店です。お父さんと息子さん二人でお店を切り盛りしています。最近少なくなってきているオーナーシェフのお店のひとつです。
ここのサンマー麺やタンメンは、かつては裏メニューだったのですが、僕がよく注文するために正式メニュー化されました(と勝手に思い込んでいます)。
今回は五目麺(850円)をご紹介します。ここがおもしろいのは100切れに一つくらいハート型の人参が入っていることです。ランチでハートが入っていた方はその日いい事があるでしょう。ところで五目麺の「五目」って実は5つでもないですし、お店によってかなり内容が異なるって、ご存じでしたか?
ちなみに僕のランチはツイッターでよく上がってますので、#bossメシ で検索してみてください
ではまた!
◆店舗DATA
店名:光龍飯店
住所:横浜市中区山下町139【関帝廟通り】
電話:045-681-7732
営業時間:11:30~14:30(LO14:00)、17:00~21:00(LO20:00)、土日祝11:30~21:00(LO20:00)
※新型コロナウィルスの影響のため、当面の間は11:30~14:00(LO13:30)、17:00~20:00(19:00)、土日祝11:30~20:00(LO19:00)
休み:木(祝の場合は営業。前日の水休み)
◆関連LINK
https://www.chinatown.or.jp/
https://tabelog.com/kanagawa/A1401/A140105/14001181/
https://www.rourou.com/pages/collections/
HP: http://www.rourou.com/
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