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X-MOMENT「Rainbow Six Japan League 2021」第3節 Day 2レポート、戦略や個々の能力などチームの総力でぶつかり合う戦いは必見!

2021年03月29日 18時00分更新

文● 八尋 編集●ASCII

レインボーシックス シージ初心者も上級者も楽しめる構成に驚き、RJL 2021は日本のeスポーツリーグの完成系の1つ

 今回、RJL 2021を実際に現地で観戦して、大会の完成度の高さに驚いた。今までレインボーシックス シージを始めとした色々な大会を取材してきたが、その中でも、初心者から中級者、上級者まで楽しめる構成になっており、日本のeスポーツ大会・リーグの完成系なのではと感じるほどだった。

 というのも、今まではどうしても採用されているタイトルをプレイしたことがある人が楽しめる構成だなと感じる大会が多かった。しかし今回のRJL 2021では、はじめにR6Sがどういったゲームなのか、どのように観戦すれば楽しいのかなどの紹介があるので、初心者やプレイしたことがないけどeスポーツに興味がある人も、このコーナーである程度は観戦の仕方がわかる。

最初にR6Sがどういったゲームなのか詳しく紹介してくれる

オペレーターの役割や、どうなったら勝敗がきまるのかなども紹介

試合の直前には採用マップの詳細も紹介してくれる

 また、公式ページでは大会の結果や各チームのスタッツ、順位表などが簡単にチェックできるため、今このリーグがどのような結果になっているのか、どういった選手が活躍しているのかが一目でわかる。

 さらに、ラウンド直後などに選手たちがどういった会話をしているのかがわかるように、選手のボイスチャットを放送。選手たちがどのように鼓舞していたり、冷静に話し合っていたりするかなどが聞けるのは、観ている側としてはかなりうれしいポイントだなと感じる。

 そのほか、忘れてはいけないのが実況と解説。実況を担当しているふり~ださん、ともぞうさん、解説を担当しているOkayamaさんはR6Sのeスポーツシーンが始まった当初から活躍しており、R6Sにおけるマップやオペレーター、選手たちの情報などを網羅しているほか、ラウンドの状況や何が起こっているのか、各選手のプレイの何が素晴らしかったのかなどを的確に実況し、それをさらにわかりやすく解説してくれるため、R6Sのプロシーンには欠かせない存在となっている。

28日に実況をたんとうしたともぞうさん

 さらに、Lag Gaming所属のPapilia選手が解説に加わったというのも大きい。Papilia選手は、選手として活躍していた人だからこそできる、試合中の選手の心境などを、自分の選手としての経験を活かして解説してくれる。今までともまた一味違った目線での解説が、観戦している側としても発見が多く楽しい。そして、今後は新たなキャスターも増えるたとで、また様々な視点での実況・解説も楽しめるようになる。

Lag Gaming所属のPapilia選手

28日はレポーターを青山 ひかるさんが担当。ミニコーナーなども盛り上がっていた

 以上のように、初心者にはわかりやすく、中級者には上級者になるポイントなども知れて、上級者はプロ選手たちが何を考えてどう立ち回っているのかの勉強にもなる、かなり完成度の高い大会だなと、いち視聴者として感じた。大会はもちろん今後も続いていくほか、アーカイブも残っているので、R6Sをやってみたいけど、どんなゲームなのかわからなくて不安という人はもちろん、プレイはしているけど観戦はしていない人も、RJL 2021はぜひ観戦してみてほしい。

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