先端テックニュースまとめ読み from MITテクノロジーレビュー 第131回
ヒト胚研究「14日ルール」 見直しか?/フェイスブック、脳で操作できるリストバンド
2021年03月29日 13時00分更新
ヒト胚研究の重要な倫理指針 「14日ルール」 ついに見直しか
「ヒトの胚は14日以上培養してはならない」。近年のヒト胚研究の多様化と発展に伴い、過去40年に渡って遵守されてきたルールがついに緩和されようとしている。
フェイスブック、脳でARを操作できるリストバンドを開発
フェイスブックは考えるだけでコンピューターを操作できるリストバンドを発表した。AR/VR技術へ積極的な投資を続けてきたフェイスブックは、スマートグラスやウェアラブルデバイスなどを相次いで投入する。
宇宙ジェットが巨大ブラックホールの成長を促進、国際天文チーム
超大質量ブラックホールは絶えず高エネルギー物質を放出しているにもかかわらず、なぜ急速に成長できるのだろうか。天文学者の国際チームは、宇宙ジェットがこうしたブラックホールの急速な成長を促す助けになっていることを示す証拠を発見した。
コロナ禍で浮き彫りになったデジタル格差、教育への影響が深刻化
新型コロナウイルスのパンデミックによって、リモート学習を強いられるようになった小中高生たちの学力低下が米国で懸念されている。特に問題となっているのが、ネット回線などのデジタル格差が与える影響だ。
世界中の暮らしを変えた 「リモート」シフト、 コロナ禍に残るものは?
新型コロナのパンデミックにより、リモートサービスの普及が一気に加速し、人々の生活は大きく変わった。中でも、教育と医療における変化は、人々の全体的な幸福と生活の質に大きな影響を与えた。
アストラゼネカ製ワクチンの接種が欧州で一時停止、その理由は
ドイツやスペイン、イタリア、フランスをはじめとする欧州諸国で、アストラゼネカ製ワクチンの接種が一時的に停止されている。当局は、血栓が生じる可能性を懸念しての「予防的措置」と説明しているが、疑念と混乱が広がっている。
人類はワクチンをどう捉えてきたか?テクノロジーレビュー誌面から
これまでの数十年間、ワクチンの開発は重要なマイルストーンだった。だからこそ、新型コロナウイルス・ワクチンが1年以内に複数生み出されたことは驚きに値する。過去のMITテクノロジーレビュー誌面に掲載された、ワクチン関連の記事を紹介する。
MITテクノロジーレビューのムック
人類共通の指針となった「SDGs(持続可能な開発目標)」。今、世界中の企業や機関の技術者・研究者たちが各地で抱える社会課題を解決し、持続可能な世界の実現へ向けて取り組んでいます。
マサチューセッツ工科大学発のテクノロジー・メディア「MITテクノロジーレビュー」日本版Vol.2では、気候変動や貧困といった地球規模の課題の解決策としての先端テクノロジーに焦点を当て、解決に挑む人々の活動を取り上げます。また、日本企業がSDGsを経営にどう取り入れ、取り組むべきか、日本が国際社会から期待される役割について、専門家の提言を紹介します。
企業の経営層や経営企画部門、シンクタンク、政府関係者など、SDGsの推進に関わる方の情報収集におすすめの1冊です。
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