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あのクルマに乗りたい! 話題のクルマ試乗レポ 第92回

新型「NOTE e-POWER」はモーターが小型軽量化された走るガジェットだ!

2021年03月27日 15時00分更新

文● 栗原祥光(@yosh_kurihara) 編集●ASCII

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前モデルより狭くなった後部座席だが
座った感じはとくに不便を感じず

後席ドアを開いたところ。ガラスは下まで降りきる

後席ドアは90度近くまで開口できる

サイドシルは低めで、シートの角も丸みもあり、お年寄りでも乗降しやすい

リアシート

 ホイールベースの短縮化に伴ってか、担当者は「後席は前モデルより狭くなったんですよ」とおっしゃっていたのですが、十分な広さが確保されています。同じBセグメントでも、輸入車と国産車では後席に対する考え方が異なるようで、国産車は広い傾向があるような。中でもNOTEは広いモデルで、それが支持された要因だったのかもしれません。また、お年寄りや子供が乗りやすいよう、ドアが広く開くだけでなく、サイドシルは低め、かつ乗降部のシートがかなり丸くつくられている点も見逃せません。後席に誰が座るのか、というのを考えられた設計といえるでしょう。

NOTE e-POWERのリア

バックドアを開いたところ

リアのラゲッジスペース(トップボードを置いた状態)

リアのラゲッジスペース(トップボードを外した状態)

底の板を取り外すと、オプションのトレイが出てくる

最下段にはパンク修理キットなどが入っている

リアシートを倒したところ

トップボードを外した状態

 ラゲッジスペースがキチンと確保されているのもNOTEが支持される理由のひとつ。底面は二層式で、蓋をあけるとオプションのトレイが用意されており、小物を入れるのに便利。そのトレイを取り外すと、パンク修理キットなどが姿を現します。リアシートを倒せば、収納が大幅アップ。二層床なので、蓋を閉めれるとフルフラットになるのは美質です。

試乗車の価格・グレードとオプションを記載したリスト

 さて、気になる試乗車の値段は218万6800円! イマドキの軽自動車はオプションを入れると200万円を超えるのも珍しくないので「これ、お買い得じゃないか!」と思ったら、メーカーオプションの値段を見てビックリ! アラウンドビューモニターやナビリンク付きプロパイロット、ワイヤレス充電器、ナビゲーションシステムなどが44万2200円。さらにステアリングヒーターやヒーター付シート、ヒーター付きドアミラーが7万3700円。さらに16インチアルミホイールにLEDヘッドライトなどが33万5500円と、全部足すと85万円1400円! そこに、ディーラーオプションをつけると、300万円はゆうに超えて、他社Bセグメントとあまり変わらない価格になります。こういう金額設定は分かりづらいのですが、一方で営業車をはじめ、最新装備は不要という方にはお求めやすいといえそう。要するに「自分好みのNOTE e-POWERを作りましょう」なのでしょうね。それでは新型NOTEを試乗してみることにします。

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