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家電ASCII特集 第4回

格安×高級×新機軸──進化する「おいしいごはん」のテクノロジー

5980円と13万円の差は? 炊飯器比べてみました

2017年06月23日 20時30分更新

文● 盛田 諒(Ryo Morita) 協力●チアカウンター村上誠治、キッチンスターター渡辺浩志

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 ウソみたいだろ。全部炊飯器なんだぜ、それで……。

 呼吸を止めて1合~~ということで、炊飯器の格差がでかすぎる。下は5980円、上は13万円だ。コメを煮炊きする装置に20倍もの差がつく意味がわからない。一体何が違うのか、炊飯技術も様々な各社の特長を知りたい。六本木の隠れ家ダイニング「チアカウンター」店主でありお米の食味鑑定士である村上誠治さん、調理家電に詳しいキッチンスターターの渡辺浩志さんにご協力いただき、簡単な食味試験を試みた。編集部の鑑定役は米より日本酒の30歳・ナベコ女史である。



書いた人──盛田 諒(Ryo Morita)

1983年生まれ、家事が趣味。0歳児の父をやっています。Facebookでおたより募集中

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最新炊飯器は「本格派」と「新機軸」がすごい

 炊飯器は通常の「マイコン炊飯器」、IHヒーターを使う高火力の「IH炊飯器」、圧力機構を加えた「IH圧力炊飯器」の3種類がある。高級炊飯器は、内釜に鋳物や鉄器を使ったり、各種銘柄米を炊き分ける制御機能など、米のうまさを引き出す本格的な炊飯機能を売りにしている。

 一方、新機軸のトンガリ炊飯器が増えている。人気の無水鍋バーミキュラで炊飯器を作った愛知ドビー、蒸気を使って米を蒸し炊きにするバルミューダ、IH調理部と釜が分離する変態機構のアイリスオーヤマなどが注目だ。コメ離れしていると言われる若い子にも人気があるぞ。

格安×高級×新機軸
炊飯器選手入場

ライスクッカーミニ KSC-1511
実売価格5980円
コイズミ

https://www.koizumiseiki.jp/products/detail/199

炊飯容量1.5合
サイズ幅153×奥行き184×高さ189mm
重量1.3kg(内釜162g)
消費電力210W

●少量炊き専門、1~2人暮らしの味方。内ぶたの水洗いができて、電源プラグがマグネット式で使いやすく、タイマー機能などもシンプル。低価格ながらレシピブック付きで、「トマト煮」「パイナップルケーキ」などの炊飯器料理が楽しめるぞ。逆に普通の炊飯器と2台持ちして調理専用器として使う手もありそうだ(普通の炊飯器で煮込み料理なんかをやると内釜に匂いが移るから)。


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