このスマホ、ホントに買い? 話題のスマホ徹底レビュー 第261回
条件次第で1円のシャオミのSIMフリースマホ「Redmi 9T」は大画面大容量バッテリーが魅力
2021年03月05日 12時00分更新
CPUにSnapdragon 662搭載でコスパは抜群
プロセッサーはSnapdragon 662を搭載し、メモリーは4GBでストレージは64GB。1万円台のエントリークラスはSnapdragonの400番台を搭載したモデルが多く、使い始めると非力さを感じることも多い。その点Redmi 9Tは600番台ということもあり、ある程度ストレスなく使用できる。
各種ベンチマークの結果は下記のとおり。1万円台のモデルとしては十分なスコアを計測している。
ただ画面の切り替えやスクロールなど、若干もたつくというかひっかかるときがある。特にニュース一覧といった縦に長いスクロールをすると、画像の読み込みなどが追いつかずもたつくケースがある。
とはいえ、ストレスが溜まるほどもたついたり止まったりするわけではない。スマーフォンのライトユーザーや、動画視聴用のセカンドスマホといった使い方なら十分だ。
モバイル通信は4G(LTE)までで、5Gには非対応。SIMスロットはトレー式でnanoSIM2枚がセットできるデュアル仕様となっている。さらにmicroSDカードスロットをセットするスペースも用意されているので、デュアルSIM運用時でもmicroSDが利用可能。本体ストレージが64GBと少なめなので、この仕様はありがたい。
バッテリーが6000mAhと大容量なのもRedmi 9Tの特徴。ユーザーの使い方にもよるが、ライトな使い方なら2日以上はもちそう。充電はUSB Type-Cからで、18Wの急速充電に対応。本体付属の充電機は22.5Wとなっている。
【まとめ】多少かゆいところに手が届かないが
全体的にバランスよくまとまったスマホ
残念なのは「FMラジオ」機能。対応周波数が87MHzから108MHzと海外仕様で、日本国内のFM周波数(76.1MHzから89.9MHz)とはずれている。国際的には日本が独自で、ラジオについてはインターネット経由のradikoも普及しているため、目くじらをたてるほどではないが、日本でシェアを獲得していきたいなら、こういった細かな仕様にも目を配ってほしい。
全体としてはバランス良くまとまっていて、1万円台の端末に対する満足度が2段階ほどアップした印象。「Redmi 9T」は、スマートフォン購入を相談され「普通に使えればいいから安く」と言われたときに、候補の筆頭にあげられるモデルだ。
シャオミ「Redmi 9T」の主なスペック | |
---|---|
ディスプレー | 6.53型液晶(19.5:9) |
画面解像度 | 1080×2340 |
サイズ | 約77.3×162.3×9.6mm |
重量 | 約198g |
CPU | Snapdragon 662 (2GHz、オクタコア) |
内蔵メモリー | 4GB |
内蔵ストレージ | 64GB |
外部ストレージ | microSDXC(最大512GB) |
OS | Android 10(MIUI 12) |
対応バンド | LTE:1/2/3/4/5/7/8/18/19 /20/26/28/38/40/41 W-CDMA:1/2/4/6/8/19 4バンドGSM |
カメラ | アウト:約4800万画素 +800万画素(超広角) +200万画素(マクロ) +200万画素(深度センサー) /イン:800万画素 |
バッテリー容量 | 6000mAh(18W充電対応) |
生体認証 | ○(指紋、顔) |
USB端子 | Type-C |
イヤホン端子 | ○ |
SIM形状 | nanoSIM×2 |
カラバリ | カーボングレー、オーシャングリーン |
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