リッチなゲーミング環境を作り上げられるGIGABYTEの32型液晶「FI32Q」

文●BRZRK 編集●北村/ASCII

提供: GIGABYTE

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ハードコアゲーマーのニーズに応える
大画面ゲーミングディスプレー

 続いてはゲーム用途としての性能をチェックしよう。まず、ゲームプレイにおいてなにより重要なリフレッシュレートについて触れておきたい。読者ならばご存知だと思うが、リフレッシュレートとは1秒間に何回映像の更新を行なうかの値で、60Hzや120Hzといった表記をする。

 この数字が大きいほど描画回数が増えるので、表示される映像が数字に比例してヌルヌルとしたものになるという理解でいい。ただ、利用するPCのスペックの影響を受けるため、パワー不足だと対応リフレッシュレートの値が高くともポテンシャルを引き出せない点は注意をして欲しい。

 さて、FI32Qのリフレッシュレートは通常165Hzまで対応し、オーバードライブ機能を利用すると若干増えて170Hzまで引き上げられる。昨今のゲーミングディスプレーと呼べる製品の多くが120Hz以上に対応していることを考えると、ゲーマーのニーズに十分応えた製品だと言える。

リフレッシュレートは165Hz。描画回数が増えるので、レースゲームなど画面の動きが激しいゲームでもなめらかに描画できる

 リフレッシュレートと同様に重要となる応答速度についても触れておこう。FI32Qは「Super Speed IPS」という描画速度が非常に速い液晶パネルを採用しており、応答時間は1ms(MPRT/GTG)と高速。この値は大きいほど画面の描画に遅れが生じ、ゲームプレイ時に強烈な違和感にさいなまれてしまう。

 本機はどうかというと、「Apex Legends」や「Counter-Strike:Global Offensive」などのFPSを遊んでみたのだが、描画のラグは感じられず文字通り快適にゲームをプレイできた。

応答速度は1ミリ秒。これまでIPSパネルは色再現性は高いが応答速度が劣るのでゲームには不向きだったが、「Super Speed IPS」のおかげで応答速度の問題が解決し、IPSパネルでも高速描画が可能になった

 ゲーミングディスプレーでとりわけ重要なこの2つの機能だが、評価としてはゲーマーのニーズに十分応えた製品だと断言できる。

暗部の視認性を高めるブラックイコライザーが便利すぎる
ゲームによってはアイテム消費も抑えられる

 筆者が本機能で特に恩恵を受けた機能を紹介しよう。それは暗所に対しての視認性を高める「ブラックイコライザー 1.0(Black Equalizer)」だ。ゲーム中、暗がりに隠れている敵はどうしても気付きにくいのだが、本機能を使うことで見落とす可能性を低くし、先手を取られるリスクを低減できる。

ブラックイコライザーを未使用(Lv10)の状態

ブラックイコライザーを最大(Lv20)にした状態。暗部がはっきりと見える

ブラックイコライザーを最小(Lv0)にすると、暗部がさらに暗くなる。あまり使うことはないが、縛りプレイやハンデ戦などで使えるかもしれない

 ちなみに筆者は最近の流行りである北欧神話を題材にしたオープンワールドサバイバルゲームの「Valheim」でこの機能の恩恵を受けている。というのも、このゲームの夜間は真っ暗で周りが見えないのだが、ブラックイコライザーを利用すれば松明を持たずとも自生しているキノコや敵をハッキリと認識できるからだ。なにより、松明のためにアイテムスロットを消費しなくて済むのが大助かりである。

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