3DCG制作、VRコンテンツ制作、映像制作系のベンチマークも優秀
ゲームはもちろんクリエイティブ/コンテンツ制作用途にも!「究極」ノートPCの名を冠したMSI「GP66 Leopard 10U」
クリエイティブ/コンテンツ制作でも十分に快適な性能
では、ゲームを離れ、クリエイティブ/コンテンツ制作用途でどのくらいの性能が得られるのか、3DCG制作、VRコンテンツ制作、映像制作系のベンチマークで見てみよう。
V-RayではCPU処理のV-RAYスコアが9441、GPU処理のV-RAY GPUスコアが496だ。なお、構成は大きく異なるが、第10世代の6コア12スレッド対応Core i7、GeForce GTX 1660 Tiを搭載したGP65を過去に計測しているので比較をすると、V-RAYは600ポイントほど高く、V-RAY GPUは3.5倍以上という結果となった。3DCG系ではBlender Benchmarkも合わせてスコアを紹介しておこう。
VRパフォーマンスを測るVRMarkでは、Orange Roomが7978、Cyan Roomが9576、Blue Roomが3170といったスコア。Orange RoomおよびCyan RoomではターゲットFPSを上回るフレームレートを得ており、VRコンテンツ制作などでも十分に快適な性能をGP66-10UG-096JPは備えていると言える。
HandBrake 1.3.3を用いた4K60p→FHD30p x265トランスコードでは、CPU処理時で42.6fps、CPUに統合されたハードウェアエンコーダー「Quick Sync Video」処理時で41.7fps、GPUに統合されたハードウェアエンコーダー「NVENC」処理時で43.5fpsという結果だ。
今注目すべきハイパフォーマンスノートPC
ベンチマークが示したとおり、最新CPU&GPUのパフォーマンスは最新タイトルを最高画質で楽しめるだけのものがある。同時に、ハイパフォーマンスノートPCとしてさまざまな用途で快適さをもたらしてくれるので、ビジネスの生産性、映像制作では表現力といった点で可能性を広げてくれる。GP66 Leopard 10Uはその性能をデザイン性と両立したモデルと言え、アプリケーション開発者やエンジニアも導入検討に値する1台だろう。
現在、デスクトップ向けのPCパーツは需要と供給のバランスが崩れ、店頭でも求めるスペックの製品を手に入れることが難しい状況にある。CPU&GPUが世代交代し、その新世代製品が通常の世代間性能差以上とあって注目を集めていることに加え、GPUではマイニング需要も重なったことが要因だ。ただしノートPCでは少なくともマイニングにはあまり関係がない。今、ハイパフォーマンスPCを入手するならばノートPC、それもゲーミングノートPCが最適なのかもしれない。
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