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Core i7-11800HにGeForce RTX 3050 Tiと最新スペック

ゲーミングPCに必須の高性能CPU・高性能GPU・高リフレッシュレート液晶を搭載、17万円台とコスパも優れた「Pulse GL66」で大量ベンチマークテスト

文●石川ひさよし

提供: エムエスアイコンピュータージャパン

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 先日、MSIがノートPCのラインナップを一新した。これはIntel第11世代Coreの追加ラインナップ「Tiger Lake-H」に合わせたもので、最新CPUと最新GPUに置き換わった新モデルはより高いパフォーマンスでゲームを楽しめる。今回は新モデルの中から「Pulse GL66 11U」を紹介しよう。コストパフォーマンスを求める方にも、はじめてゲーミングノートPCを選ぶ方にも注目の1台だ。

Pulse GL66 11Uの主な仕様
モデル Pulse-GL66-11UDK-065JP Pulse-GL66-11UDK-066JP Pulse-GL66-11UEK-068JP
ディスプレイ 15.6インチ、フルHD(1920×1080ドット)、ノングレア、リフレッシュレート144Hz
CPU Core i7-11800H(2.4〜4.6GHz/8コア16スレッド)
GPU GeForce RTX3050 Ti Laptop GPU
4GB GDDR6
GeForce RTX3060 Laptop GPU
6GB GDDR6
メモリ 16GB(8GB×2)DDR4
SSD 512GB(M.2 NVMe) 1TB(M.2 NVMe)
LAN 1GbE&Wi-Fi 6
Webカメラ 92万画素(マイク内蔵)
インターフェース USB3.2 Gen1 Type-C ×1、USB3.2 Gen1 Type-A ×2 USB2.0 Type-A ×1、HDMI ×1、ヘッドホン出力(Hi-Res対応)/マイク入力 コンボジャック ×1
サイズ 359(W)× 259(D)×23.95(H)mm
重量 2.2Kg
OS Windows 10 Home Windows 10 Pro Windows 10 Home
実売価格 17万5000円前後 17万9800円 20万6800円前後

eスポーツ三種の神器「高性能CPU」「高性能GPU」「高リフレッシュレート液晶」を標準搭載

 Pulse GL66は液晶パネルサイズが15.6型で外形寸法は359×259×23.95mm。サイズ感としてはノートPCの標準的なサイズで、机の上にスタンダードノートPCが置けるスペースがあれば問題ない。とくに幅については狭額縁ベゼルを採用しているため省スペースだ。

サイズは359×259×23.95mm

狭額縁ベゼルのためサイズのわりに省スペース

 Pulse GL66はコストパフォーマンスがよいモデルだ。つまり重量級タイトルをフルオプションで楽しむ目的の製品というよりは、競技性の高いタイトルを中心に軽量かつ高フレームレート重視のものが高画質設定で楽しめるといったスペックである。そうしたパフォーマンスに関するスペックを見ていこう。

 まずCPUは最新のIntel第11世代Core i7を採用している。コードネーム「Tiger Lake」のファミリとして最新10nm SuperFinプロセスで製造され、IPCを高めているほか統合グラフィックス性能も引き上げている。

 そしてTiger Lakeでも「H」SKUのモデルを採用しているところがポイントになる。ノートPCはさまざまな用途があり、第11世代のCore i7でもモバイルノートPC向けで用いられるのは末尾が「G7」と付くCore i7で、低消費電力かつ4コア8スレッドといったスペックが特徴だ。一方、本製品が採用しているのは「Core i7-11800H」。末尾が「H」のCore i7はモバイルよりも大型の冷却機構を搭載できるスタンダードなサイズのノートPC向けで、8コア16スレッドに対応している。ゲーミングとしてのポイントは8コア16スレッドである点と、ターボブースト時の最大クロックが4.6GHzと高い点だ。昨今のゲームタイトルでは4コア8スレッド以上を使うものも増えてきており、競技性の高い高フレームレートで楽しむゲームタイトルではGPUが描き出すフレームをさばくためにCPUには高速なクロック動作で高性能が求められる。ゲーミングノートPCではエントリーグレードでもCore i7を搭載するモデルが多いのはこのためだ。

Core i7-11800Hを採用、TDPは45W

 Pulse GL66のGPUは、モデルによるがNVIDIA GeForce RTX 3060 Laptop GPU/3050 Ti Laptop GPUだ。評価機に搭載されていたのはGeForce RTX 3050 Ti Laptop GPU。CUDAコアが2560基、メモリバス幅が128bitでGDDR6メモリを4GB搭載している。GeForce RTXのラインナップ中、執筆時点で3050シリーズはモバイルのみで展開されており、GeForce RTX 3060 Laptop GPUからCUDAコアやメモリバス幅、搭載量を抑えたスペックになる。メモリが4GBであるためあまり高解像度、高画質のテクスチャは扱えないが、1920×1080ドット、中~高画質といったメインストリームユーザーがeスポーツタイトルに求める環境はクリアできるだろう。なお、上位のGeForce RTX 3060 Laptop GPUは3840基のCUDAコア、6GBで192bit接続のメモリとなるため、より高いスペックを求める方は参考にしてほしい。

評価機はNVIDIA GeForce RTX 3050 Ti Laptop GPUを搭載

 また、高フレームレートでゲームを楽しむためには高リフレッシュレート(Hz)の液晶パネルを搭載していることが必須だ。一般的なディスプレイのリフレッシュレートは60Hzだが、Pulse GL66は1920×1080ドットパネル搭載モデルで144Hzというスペックである。コストパフォーマンスがよいモデルながらこうした面ではゲーミングスペックに妥協がないため、安心して選べるモデルとなっている。

ディスプレイはフルHD(1920×1080ドット)でリフレッシュレートが144Hzのゲーミング仕様

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