生産から販売までを完全クラウド化した衣服事業者向けのクラウドサービス「sitateru CLOUD 販売支援」

　シタテルは2月22日、衣服販売事業者全般向けに、業界初をうたう受注生産特化型のクラウドサービス「sitateru CLOUD 販売支援」をリリースした。年内に100社の導入を目指し、アパレル産業が抱える大量生産・大量破棄の課題解決に向け取り組むとのこと。

　本サービスは、IP・コンテンツホルダーなどのデジタル・ネイティブ・ブランド（以下、DNB）向けサービス「sitateru SPEC（シタテルスペック）」を、ユーザーが必要な機能のみを利用できるクラウド型へリニューアルしたもの。ユーザーが能動的に使えるクラウド型サービスへと拡張することで、衣服販売事業者全般の利用を見込み、受注生産の仕組みを通じた適量生産・適量消費を実現するとしている。

　本サービスでは、受注成立数・目標数を設定して、クラウドファンディングのように注文数が採算ライン（最低ロット）を超えた場合のみ、生産・販売することが可能。また、シタテルが保有するサプライヤーネットワークで生産ができるため、さまざまなオプション機能も利用できるという。販売においては、開発不要で利用できるECを提供するため、オリジナルドメインで製品を販売できる。

　主な機能として、ECサイトの作成やカスタマイズが可能な「Webデザイン機能」、オンラインでOEM生産の依頼ができる「生産連携機能」、アイテム別に受注成立数・限定数量を設定できる「受注生産・販売機能」などを備える。また、ECサイトにパスワードを設定して社内販売や限定客向けセール用として活用できる「シークレット販売機能」や、Google AnalyticsやFacebook広告などのタグ設定に対応する「マーケティング機能／アクセス解析機能」も搭載する。

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