記者ナベコの「なんでも食べてみる」 第671回
ふるさと納税価格1万5000円 贈答用に
高級レトルトカレーが気になる!1万5000円の宮崎牛カレー(金箔入り)
2020年12月23日 16時00分更新
「日本一〇〇」ときくとなにやら心が湧きたちます。日本一高い構築物は東京スカイツリー、日本一高いビルはあべのハルカス。「日本一高い」といっても別の基準なのですね。日本一という言葉に惹かれるあまり少しヤキモキしてしまう一面もあります。
さて、こちらの日本一はいかがでしょうか。宮崎県都城市は「日本一の高級カレーをつくろうプロジェクト」のもと開発された「宮崎牛高級レトルトカレー 都城華礼(みやこのじょうカレー)」ふるさと納税返礼品として追加。ふるさと納税価格で1食1万5000円(税込)。高級カレーであると前提がなかったらびっくりしてしまう額です。
近年、ふるさと納税返礼品を自分自身のためではなく、お中元・お歳暮をはじめ、ギフトとして活用する人が増えている傾向。そこで「都城市の豊かな自然で育った宮崎牛を使って大切な人へ感謝の気持ちを伝える贈答品をつくりたい」という想いで、ギフトとして活用できる「日本一の高級カレーをつくろうプロジェクト」が始動。
都城市内の焼肉店「都城焼肉党」、和食コンサルティングやプロモーションなどを行う株式会社和食エージェントの代表・恵島雄造氏が中心となり、カレー研究家 “カレーおじさん”こと アキノリー(AKINO LEE)氏、スパイスカレーの本場大阪のシェフなどの監修協力を得て、度重なる試作を重ね、「誰もが一生に一度は食べたい高級なレトルトカレー」を開発したとのこと。
できあがったカレーは地元特産品である宮崎牛のモモ肉をたっぷり180グラム使用。隠し味にマンゴーを加えています。グルテンフリー。さらに、別添えの小袋で金箔付き。贈り物にふさわしいよう、専用の木箱に入って届きます。
お肉の大きさにびっくり。180グラムというと一食分のステーキと同じくらいの量があるということですね。ギフトとしていただいた場合、堂々たるお肉の重量感に「高級なものを贈っていただいた」と明白にわかるはず。
ゴロゴロとした宮崎牛は2切れ。しっとり柔らかで箸でも割れそうなほどです。口に入れると和牛特有の甘味やコクが感じられ、適度に歯ごたえがありつつも、噛むごとにホロホロと身がほぐれて旨味が広がります。レストランでいただくビーフシチューの牛肉のように上質。なるほど、単純にローストにした宮崎牛をのせたとかではなく、旨味を引き出すように手間をかけているのがわかります。
宮崎牛だけでもおいしくて放心しそうなところですが、主役はカレー。牛の旨味や野菜のだしがたっぷり染み出したマイルドな味わいです。マンゴーを隠し味で使用していることありマイルドです。「薬膳カレー」としても楽しめると書いてあるように、スパイスを楽しむというより、牛や野菜の素材の味を凝縮させた滋味深さが特長。
欧風カレーとも、インドのカレーともちょっと違った感覚で、個人的には、野菜をたっぷり使って煮込んだフランスの料理あたりに近いのかも、という気がしました。カレーといっても、よくある200、300円程度のレトルトカレーの枠を超えた、また違うジャンルであるようにも感じます。ギュッギュと旨味エキスの詰まった感じは「さすが」のひと言。
辛みはほとんどないので、お子さまや辛みに弱い人でも心配なく食べられますし、贈答用としては気がきいています。
スプーンに残るわずかなカレーさえ惜しくなるほど高級なレトルトカレーでした。ゴロゴロ大きい宮崎牛が記憶に残ります。憧れの「日本一高級」を食べてやったぞ、という幸福感で満たされます。
なかなかの値段なので、自分用だとしたら、木箱や金箔はなくもいい(その分値段を抑えてほしい)というのが本音。一方で贈答用としたら、レトルトカレーを装丁からリッチに仕立てていて、意外性含めて面白く感じてもらえるでしょう。レトルトカレーなので日持ちがするのもポイント。
ふるさと納税で贈答用の品を探している場合、候補にするのもアリ。また、今後は百貨店や小売店向けの販売も予定しているとのこと。ふるさと納税関係なく気になる方は気軽に買えるようになるのを楽しみにしてしておきましょう。
アスキーでは楽しいグルメ情報を配信しています。新発売のグルメネタ、オトクなキャンペーン、食いしんぼ記者の食レポなどなど。コチラのページにグルメ記事がまとまっています。ぜひ見てくださいね!
ご意見、要望、ネタ提供などはアスキーグルメ公式Twitterに
→アスキーグルメ (@ascii_gourmet)

この連載の記事
- 第836回 ブラーヴォ~~!東京のピザ店がアジアトップに!! ナポリピザのランキング発表の場に潜入してきた
- 第836回 え、ドーナツの生地が「ジン」になるの!? 香りが甘~い、アルコール度数は45%
- 第836回 これなーんだ? くら寿司の期間限定メニューを食べにいった。肉寿司や蟹サーモン盛りなど
- 第831回 「ファンタ」のプレミアムラインから贅沢なレモンフレーバー! まるでサワーのように爽快美味(酒好きの目線)
- 第830回 丸亀製麺「シェイクうどん」の新スタイルに業界激震!?(シェイクだけに) 縦型カップで立ち食いしやすい
- 第829回 ブラックモンブラン愛好家必食! コメダ珈琲店に見ためから“山”な「シロノワール ブラックモンブラン」が新登場
- 第828回 豆腐が主役!「厚揚げとうふの和バーガー」を食べてきた テリヤキに対抗!?
- 第826回 吉野家に「焼き鳥丼」が登場するよ! にんにく醤油で食べる前からそそられる~
- 第825回 お肉が崖のように! ココイチに期間限定、肉塊レベルが選べるカレー。名前はまだない
- 第824回 プレモルじゃない「サントリー生ビール」が本日発売! 難しいことを考えずにどんどん飲めちゃう味
- 第823回 トリキ、今だけ「メガレモンサワー」に手羽唐揚げ 春限定の「ポテトマエッグ」もそそられる
- この連載の一覧へ