簡単・お手軽に飲食店の予約システム・サブスク対応ホームページを作ってみた
あなたのお店も無料で予約システムや決済機能付のビジネスページが持てる!「SELECTTYPE(セレクトタイプ)」
2020年12月22日 11時00分更新
超柔軟な設定が可能な高機能予約機能を実装する
というわけで、次はこの店舗のホームページに予約機能を追加してみよう。実のところ、この「SELECTTYPE」の真価は、自分のホームページに、こういった予約フォームを手軽に組み込めるところにあると言っても過言ではない。アスキー読者の中には、ホームページ制作を請け負うウェブエンジニアやウェブデザイナーといった方もおられると思うが、そういった職種の方なら、予約システム付のホームページ設計を任された際でも、ホームページ自体のデザインは自社で行い、予約システムの部分のみ、「SELECTTYPE」を利用して組み込む、といったことも可能になっている。
▼予約フォームをブログやホームページに埋め込む / 予約フォームの共有情報
ホームページ作成画面に、「ご予約」というパーツがあるが、「非表示」になっているので「表示」をクリック。続けて「予約フォームを作る」をクリックして、予約フォームの作成を開始しよう。こちらは、顧客との接点になるので、ホームページ作成よりは時間がかかる。とはいえ、手がかかるのは最初だけなので、集中して作業しよう。
予約フォームのテンプレートを選び、背景画像や色などのデザインをビジネスに合わせてカスタマイズする。ここでは、かっこよさよりも文字の読みやすさを優先するといいだろう。
予約フォームの設定画面でも、かなり様々な設定が行える。何日前から何日前まで予約を受けられるかといった設定から、営業時間に休憩時間を設定したり、臨時休業日や臨時営業日を設定したりすることも可能だ。顧客側の選択肢として、予約できる時間単位や接客時間、予約できる席数なども自由に設定できるので、店に合わせた予約システムを構築できる。
予約の方法は2種類用意されている。席数に余裕がある運用をするなら「先着順」にしておき、顧客が予約をしたらすぐに確定するようにしておくとお互いに手間がかからない。逆に、テーブルの数が少なく、オンライン以外に別のルートでの予約が入る可能性があるなら、「承認制」にしてスタッフの確認の後に予約が確定するようにできる。
予約受付タイプも、飲食店のような営業時間タイプ以外に、予定が決まった繰り返しスケジュールを登録できる「教室/イベントタイプ」や、ホテルや民泊にマッチした「宿泊施設タイプ」も選べるようになっている。
業界によって商習慣は大きく異なるのだが、「SELECTTYPE」は幅広く活用できるように複数パターンを用意されていて、どんな業態でもかなり便利に使えそうだ。
さて、予約に際しては、日時や来客数といった設定だけでなく、店が用意するコースごとに、個別設定で予約内容をカスタマイズできる。必ずしも、コースでなくても「席のみの予約」を0円で用意する手もある。説明文やコースの画像などを付けることもできるが、登録しなくても構わない。このあたりの裁量の自由度が高いのも使い勝手がいい。
予約の料金表示は、初期設定は内税表記になっているが、「共通設定」の「料金計算/表示方法設定」で外税表記にすることも可能だ。
これでホームページと予約ツールが完成したら、「共有」タブでURLをコピーし、共有しよう。作成したホームページは、PCはもちろんスマホでもきちんと表示される。予約システムは迷わず使えるUIになっており、操作が面倒で顧客が離脱する、ということはなさそうだ。
予約すると、顧客にメールが自動送信される。予約の承認制を選択した場合は、店舗側の担当者が管理画面を開き、「予約を確定する」ボタンをクリックすれば、あとは同じように予約完了メールを送信してくれる。