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最新パーツ性能チェック 第322回

Radeon RX 6800 XT/6800で強いRadeonが久々に戻ってきた!【後編】

2020年11月28日 11時00分更新

文● 加藤勝明(KTU) 編集●ジサトラ ハッチ/ASCII

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 2020年11月19日19時より、日本国内でも販売が解禁となった“Big Navi”こと「Radeon RX 6000シリーズ」(以下、RX 6000シリーズ)。初期出荷分の流通量は非常に少なく、各ショップの在庫はあっという間に払底する人気をみせた。

 その人気の理由のひとつは、GeForceの最新ハイエンドGPU(GeForce RTX 3080およびGeForce RTX 3070)に対し、「安い、速い、VRAM多い、ワットパフォーマンス高い」というアドバンテージを出せた製品であることだ。これまでのRadeonは「安い、やや遅い、VRAM多い、ワットパフォーマンス悪い」という微妙なポジションの製品が多かったと思うと、Radeonファンならずとも試してみたくなる。

 前回は時間の関係で解説多め&検証少なめだったが、今回は前回まとめることができかなった検証を全部お見せしたい。RX 6000シリーズはAMD初のDXR(DirectX Raytracing)に対応したGPUであるため、DXRを使ったゲームでのパフォーマンスもじっくりと検証したい。

Radeon RX 6800 XT(以下、RX 6800 XT)の検証用にと貸与されたリファレンスデザインのカード。11月20日時点で販売されているRX 6000シリーズは、基本的にこのデザインと同一。AICパートナーによる独自設計のカードはまだ販売されていない

同じくRadeon RX 6800(以下、RX 6800)のリファレンスデザインのカード

 今回の検証環境も前回の環境と同一のものを使用している。CPUはRyzen 9 5950X、マザーボードはX570チップセット搭載製品とすることで、RX 6000シリーズの売りのひとつSAM(Smart Access Memory)を使った時と、使わなかった時のパフォーマンスの違いも合わせて検証したい。

テスト環境
CPU AMD「Ryzen 9 5950X」
(16C/32T、最大4.9GHz)
CPUクーラー Corsair「iCUE H115i RGB PRO XT」
(簡易水冷、280mmラジエーター)
マザーボード GIGABYTE「X570 AORUS MASTER」
(AMD X570、BIOS T67)
メモリー G.Skill「Trident Z RGB F4-3200C16D-32GTZRX」
(DDR4-3200、16GB×2)×2
ビデオカード AMD「Radeon RX 6800 XTリファレンスカード」
AMD「Radeon RX 6800リファレンスカード」
ASRock「Radeon RX 5700 XT Taichi X 8G OC+」
NVIDIA「GeForce RTX 3080 Founders Edition」
NVIDIA「GeForce RTX 3070 Founders Edition」
SSD GIGABYTE「AORUS GP-ASM2NE6200TTTD」
(NVMe M.2 SSD、2TB)
Western Digital「WDS100T2X0C」
(NVMe M.2 SSD、1TB)
電源ユニット Super Flower「Leadex Platinum 2000W」
(80PLUS PLATINUM、2000W)
OS Microsoft「Windows 10 Pro 64bit版」
(October 2020 Update)

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