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観たい動画が集まる、グーグルの新「Chromecast with Google TV」レビュー

2020年11月25日 12時00分更新

文● 山本 敦 編集●飯島恵里子/ASCII

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Android TV搭載テレビと比べた
Chromecastのメリットとデメリット

 Googleアシスタントの音声検索については、筆者宅にある2016年発売のスマートテレビと比べものにならないほど、新しいChromecastの方が全般に速さと正確さが勝っていると感じる。Android TVを搭載する最新のスマートテレビと比べれば、その差は縮まるのかもしれないが、現在のスマートテレビの操作感に不満を感じている方は7600円で買えるChromecastを試してみる価値が大いにある。

 ただ、Chromecastのリモコンからテレビのチャンネルを変えたり、テレビの本体設定にはアクセスできないので、必然部屋にはテレビとChromecastのリモコンが2つ置かれることになる。リモコンをまとめられることがAndroid TVを内蔵するテレビのメリットだったりもするので、この点はトレードオフになる。

 また筆者がソニーが2020年に発売したAndroid TVを内蔵する最新のブラビアシリーズのスマートテレビについて調べた限りでは、ブラビアの場合は「見たいコンテンツの横断検索」がVODサービスに限らず、番組表(現在放送中のテレビ番組)と外付けUSB-HDD等に録画した過去番組にも横串を刺しながら、Googleアシスタントを使って行える。

 さらにHDMI接続しているBDレコーダーに録りためたコンテンツも、テレビと同一のホームネットワークに接続すれば横串検索の結果に並ぶようだ。自身が“テレビ好き”であることを自覚している方は、新しいスマートテレビとビデオレコーダーの組み合わせでどんな便利な機能が使えるのかを先によく調べておくべきだ。その後、VODや音楽サービスをより快適に楽しむためにChromecastが必要か決めればいい。

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