18万円台で240fpsゲーミングもOK!RTX 3070搭載「PG-MQ」は高コスパでねらい目

文●高橋佑司 編集● ASCII

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3DMarkで前世代からの進化を実感

「CPU-Z」と「GPU-Z」で、CPUおよびGPUのスペックを表示したところ

 それでは、各種ベンチマークで本機のパフォーマンスをチェックしていこう。まずはCPUのパフォーマンスを計る「CINEBENTCH」から。

CINEBENTCH R20のスコア

CINEBENTCH R23のスコア

 CINEBENTCH R20の結果は、本機が搭載しているCore i7-10700では、マルチコアで4604、シングルコアで459というスコア。また、最新のCINEBENTCH R23で計ったスコアは、マルチコアで11848、シングルコアで1241という結果になった。

 第10世代のCore i7を搭載していることで、スコアは十分に伸びている。本機は型番末尾に「K」がつかない無印モデルのため、K付きモデルより若干クロックは低く、オーバークロックすることもできないが、その分価格も抑えられ、省電力性も高い。性能もゲームから普段使いまで十分なパフォーマンスを発揮するため、コスパで見れば賢い構成といえる。

 続いて、PC全体のパフォーマンスを計る「PCMark 10」のスコアを計測してみると、総合スコアは7176になった。さすがに最新世代のパーツを採用しているゲーミングPCだけあって、そのポテンシャルは高い。

 アプリの起動速度やビデオ会議、ウェブブラウジングなどの快適さを表す「Essentials」が9768、ビジネスアプリの快適性の指標になる「Productivity」が9402と、どちらも9000台をマークしている。さらに写真編集やレンダリングなどの性能をみる「Digital Content Creation」が10919のスコアを記録しているのはかなり優秀といえ、クリエイティブ用途にも使える性能だ。

 「CrystalDiskMark 7.0.0」でストレージの速度についても計測してみたところ、メインストレージのSSDは、シーケンシャルリードで3436、シーケンシャルライトで2960という結果になった。メインストレージにはCrucialのNVMe SSD、「P5」を搭載しており、PCI Express 3.0のインターフェースでは最高クラスの性能を発揮している。なお、本モデルはデータストレージとして、標準で2TB HDDも搭載している。

 次に、「3DMark」でゲームの描画性能についてチェック。その結果は以下の通りだ。

 今回は、DirectX 11のテストである「Fire Strike」とその4K解像度のテスト「Fire Strike Ultra」、DirectX 12のテストである「Time Spy」とその4K解像度のテスト「Time Spy Extreme」に加えて、DirectX Raytracingでのリアルタイムレイトレーシング向けのテスト「Port Royal」でも計測した。

 細かい構成が異なるため参考値ではあるが、Core i7-10700と前世代のRTX 2070 SUPERを搭載したPCと比べると、Fire StrikeやTime Spyの各スコアは20%~35%ほど向上しており、RTX 3070の強さが分かる。Port Royalは、GeForce RTX 2070 SUPERでは6000前後といった程度だったが、レイトレーシング処理を行なうRTコアが新世代にパワーアップしたRTX 30シリーズだけあり、今回は8000を超えるスコアをマークした。

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