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このスマホ、ホントに買い? 話題のスマホ徹底レビュー 第238回

高性能でお買い得なゲーミングスマートフォン「Black Shark 3」の実力を検証

2020年11月09日 12時00分更新

文● 佐野正弘 編集●ASCII

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「Shark Space 3.0」で快適ゲームプレイ、周辺機器も用意

 性能以外にもう1つ、Black Shark 3のゲームに対するこだわりポイントとなるのがゲーム専用のホーム画面「Shark Space 3.0」である。このShark Spaceからゲームを起動することで、ゲーミングに関する細かな設定のコントロールが可能になるのだ。

(縦にした状態で)本体側面下部のスイッチを入れると「Shark Space 3.0」が起動。ここからゲームをプレイすることで細かなコントロールが可能になる

 実際「ゲーム構成」からは本体のパフォーマンスを3段階に変更できるほか、ディスプレーのリフレッシュレートやタッチ感度、音響などの細かな調整も可能。ネットワークの設定では5G関連の設定も用意されており、「5Gオート」に設定すれば電波環境に応じて5Gと4Gのうちどちらのネットワークに接続するかを自動的に切り替えてくれるという。

「ゲーム構成」の設定からはパフォーマンスやタッチ精度などだけでなく、5Gに関する項目も用意されている

 さらにゲーム中は、横にした状態で画面の右上・左上から中央にスワイプすることで、設定を随時変更できるランチャーを呼び出すことも可能。個々から電話着信や通知のオン・オフなどはもちろんのこと、ゲームプレイが快適でない場合はメモリーをクリアしたり、SIMを切り替えて通信環境を変えたりすることも可能であるなど、幅広い設定変更がすぐ、簡単にできるようになっている。

画面の右上・左上から中央にスワイプすると現れる設定画面。通知や着信のオン・オフからSIMの切り替えまで、さまざまな変更がワンタッチで可能だ

 そしてもう1つ、Shark Spaceの特徴的な機能となるのが「マスタータッチ」だ。これはBlack Sharkのディスプレーが感圧式のセンサーを備えていることを生かした機能で、ディスプレーの右半分と左半分のいずれかを強く押し込むことで、ディスプレーの特定の場所を押してくれるというもの。たとえばFPSであれば、右側のディスプレー操作で移動しながら、押し込むことで射撃をするなどの操作もできるので、有効活用すればゲームプレイがかなり快適になるだろう。

左半分または左半分のディスプレーを押し込むことで、特定の場所のタッチ操作ができる「マスタータッチ」。うまく使えばかなり便利だ

 ちなみにBlack Sharkには、Bluetoothで接続するゲームパッドや本体を冷やすクーラーなど、いくつかの周辺機器も提供されているのだが、それらの接続や設定もShark Spaceからする形となる。こうした機器を活用すればゲームプレイもより快適になるので、資金的に余裕があるなら一緒に購入して活用してみるといいかもしれない。

専用の周辺機器の接続もShark Space 3.0からする形となる。Bluetoothのペアリングなどの手間がかからず便利だ

専用のゲームパッドを装着して「Call of Duty:Mobile」をプレイ。今回使用したのは右側のみだが、物理スティックとボタンでコントロールできるので乾燥肌の筆者にはありがたい

こちらは専用の冷却ファン「Shark Cooler Pro」。かなり大振りだが高い冷却効果を備え、なおかつゲーミングらしく光るのがポイント

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