●SIM+eSIMで携帯料金を安くできる
eSIMのメリットはなんといっても手軽にキャリアを乗り換えられ、安価なプランを渡り歩ける点にある。また、プラスティックのSIMカードと併用する「デュアルSIM」での利用も可能だったりする。
ちなみに我が家では、妻のiPhone 11がNTTドコモのSIMカードと楽天モバイルのeSIMという組み合わせで使っている。本来、品川のオフィスで働いているのだが、コロナ禍で完全リモートワークとなり、日々、自宅か近所のカフェで仕事をするようになった。
とりあえず自宅周辺は楽天モバイルのエリアなので、1年間はスマホだけでなくPCのテザリングも無料でデータ通信ができてしまっている。仕事先からの電話連絡はNTTドコモの電話番号にかかってくる。ちなみにNTTドコモの契約は「ギガライト」でデータ通信はほとんど発生しておらず、最も安い支払いとなっている。
1台のiPhone 11で、NTTドコモの電話番号と楽天モバイルのデータ通信を併用することで、かなり通信費をおさえられているのだ。
ただ、一概に、eSIMによって安い事業者ばかりが選ばれるわけではないようだ。
高橋社長は「MVNOだから安いのではなく、実際にはMNOのARPU(ユーザー1人あたりの収入)よりも高いケースもあるようだ。たとえば今月は5GBコース、来月はNetflixでドラマを見終わったので少なくしようといったことができる。ARPUは一概に言えない。(Circles Asiaでは)ARPUが高いケースも見受けられる。いろんなことをトライしたい」と語る。

この連載の記事
-
第227回
トピックス
アップル「iPhone 16e」少々高いが、AIデビューに最適 -
第226回
トピックス
アップル「iPhone 16e」早くも“月1円” キャリア春商戦の本命機種に -
第225回
トピックス
KDDI、データ使い放題プランで「スターリンク無料」に期待 -
第224回
AI
孫正義会長がAIの“水晶玉”に見た、iPhone独占販売に近い「勝ちパターン」 -
第223回
トピックス
サムスン「Galaxy」ついにソフトバンク入り 音声版「消しゴム」機能に驚いた -
第222回
トピックス
携帯キャリア「30GBの壁」めぐる争い -
第221回
トピックス
子どものスマホ料金プラン オススメは【専門家が解説】 -
第219回
トピックス
「ドコモ銀行」どう実現? 住信SBIネット銀買収の観測も -
第218回
トピックス
みずほ、楽天に助け船 ドコモは三菱UFJとタッグの可能性も -
第218回
トピックス
なぜグーグル「Pixel」はカメラが横並びなのか -
第217回
トピックス
シャオミ台数急増 理由は安くても品質に自信大 - この連載の一覧へ