このページの本文へ

前へ 1 2 3 次へ

【DMM GAMESプレイ日記】 第21回

9年の時を経て復活!ハチャメチャオープンワールドアクション「セインツロウ ザ・サード:リマスタード」先行プレイレポート

2020年10月29日 11時00分更新

文● 松野将太 編集● ASCII

sponsored

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

序盤からやりたい放題も可能なゲームバランス

ミッションでは敵と遭遇することがほとんど。街中でも戦闘になることがあるが、その場合は逃げてしまってもいい

 本作における戦闘は比較的オーソドックスな銃撃戦で、銃器や投てき武器、リーパードローンなどの特殊武器が利用可能だ。戦闘はミッションによって発生するほか、スティールポート市街では敵対組織の元締めであるシンジケートの下部組織とも言える3つのギャングが跋扈しており、行動次第ではこれら勢力との戦闘になる場合もある。なお、ギャングたちに警察を加えた4勢力に対しては「悪評度」のパラメータがあり、それぞれの勢力の構成員や市民の殺害によりこれを高めすぎると、その度合いに応じて強力な敵が襲い掛かってくる。

アクションゲームらしい銃撃戦のほか、特殊武器による空爆なども利用可能。戦闘難易度はそれほど高くないと言える

 全般的なプレイの難易度に関しては、「ノーマル」でもそれなりに緩めで、難しさよりもプレイの快適さを優先させるような調整が目立つ。たとえば車に乗って他の車に激突した場合も、大抵は相手の車が派手に吹き飛ばされ、こちらがコントロールを失うような場面はあまりない。銃撃戦に関しても、多人数相手にかなり無防備な位置で撃ちあったとしても、いきなり体力をゼロにされるようなシビアさは皆無だ(ただし敵の体力はやや高めで、ザコ敵でも頭以外の部位を狙った場合は数発当てないと倒せない)。本作のノリを反映して、武器も強力なものが揃っているため、基本的にはプレイヤー側が有利になる場面が多いと言える。

スキルはリスペクトを上げることでアンロックされ、現金を払うことで獲得できる。すさまじい効果もあるため、攻略が難しいときはとにかくスキルさえ強化していけばクリアは容易になる

 また、プレイヤーはリスペクトや資金を貯めることで自身のスキルや武器をアップグレードできる。スキルにはダッシュ時間を増やす「スタミナアップ1」や、銃器によるダメージを軽減する「銃弾ダメージ軽減1」といった項目が用意されており、リスペクトレベルによりアップグレード可能な項目がアンロックされていく。

 末尾に数字の付くスキルは、複数段階に分けてアップグレード可能となっており、たとえば「銃弾ダメージ軽減」は最上位の4まで強化した場合、銃によるダメージを完全無効化できる。一般的なゲームではありえないような強化だが、これを獲得することでよりハチャメチャなプレイが可能になるだろう(当然ながらゲームバランスは崩壊するため、あえて取得せずにおくのもアリだ)。

DLCが最初から開放されている都合上、強力な車がガレージに初期状態で放り込まれていたりする。画像は道行く人を轢くことで吸い上げ、撃ちだすことができる「ゲンキ博士の人間カタパルト」

 それでも序盤は苦戦することもあるかもしれないが、今作の場合、「オリジナル版のDLCコンテンツが序盤から解放されている」という大きなアドバンテージがある。コスチュームパックなども存在するが、武器や車両を追加するものに加え、7種類のチートコードを開放する「ムテキパック(Invincible Pack)」も当然のように解放済みだ。

 武器庫やガレージにアクセスすれば序盤から極めて強力な武器や車両が使用できたりしてしまうので、使用するか否かはプレイヤーの方針に委ねられると言っていい。その気になれば、序盤から無法の限りを尽くせることは頭の片隅に置いておくといいだろう。

他プレイヤーとの協力プレイではさらにメチャクチャな行動が取れる。ちなみにシングルプレイでも携帯電話でNPCの仲間を呼び出し、一緒に暴れまわることは可能だ

 さらに、本作は2人協力プレイが可能なことも魅力のひとつ。オンライン接続により序盤からメインのストーリーモードをフレンドと一緒にプレイでき、ゲスト側は自分のプレイデータを選択することで、キャラクターデータをそのままホストのゲーム世界に持っていくことが可能。気の合うフレンドがいるのであれば、共にミッションをクリアしたり、広大なスティールポートの街中で暴れまわることで、シングルプレイとはまた違った楽しみを味わえるはずだ。

“どんな無茶だって許される”名作を再び

 シリーズ中でも屈指の人気を誇る「セインツロウ ザ・サード」だが、リマスター版をプレイしてみることで、9年越しにその魅力を再確認できたのは喜ばしい限りだ。これまで同作に触れたことのないゲーマーであれば、“古いゲームだから……”と思わず、どうか実際にプレイしてみてほしい。もちろん、既にオリジナル版を遊びつくしたプレイヤー、オリジナル版を途中でやめてしまったプレイヤーが再びスティールポートに戻る際も、リマスター版が大きな助けとなってくれるはずだ。

前へ 1 2 3 次へ

カテゴリートップへ

この連載の記事

DMM GAMES 記事アクセスランキング

FANZA GAMES 記事アクセスランキング