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Windows情報局ななふぉ出張所 第212回

5Gにつながるショップが銀座にオープン:

au、iPhone 5G対応に万全の備え

2020年10月01日 09時00分更新

文● 山口健太 編集● ASCII

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■UQ mobileの統合でマルチブランド展開に

 auは5Gのブランドとして押し出し、5Gの基地局整備も前倒しで進める計画ではあるものの、ステイホームが続いていることもあり、まだ多くの人は「4Gで十分」と考えているはずです。

 そこで重要になってくるのがマルチブランド展開です。10月1日には「UQ mobile」事業をKDDI本体に統合。これまでもauとUQはショップなどで協力してきたものの、 今後は全国のau直営店でもUQ mobileの取り扱いを開始。「シンプルでお手頃価格」という方向性を打ち出しています。

UQ mobileやMVNOとマルチブランドで展開へ

 さらに価格重視のブランドとしてはグループのMVNOであるBIGLOBEモバイル、J:COM MOBILEを展開。ソフトバンクにおける「SoftBank」「Y!mobile」「LINEモバイル」に真っ向勝負を挑む体制といえます。

 これに合わせて、UQからauに移行すると「データMAX」の料金を12ヵ月間、月額3020円割り引くという大きなキャンペーンが始まります。UQ並みの料金でauのサービスを体験できるのは魅力的です。ワイモバイルがPayPayモールなどで優遇されるように、au PAYとの連携も期待したいところです。

 9月29日にはNTTがドコモの完全子会社化を発表し、政府による携帯料金値下げ要請を含め、競争環境が大きく変化する可能性があります。その中で、まずはKDDIとして複数の価格帯にブランドを展開する準備は整ったといえます。

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