戦の神をイメージした力強さを感じるPCケース
カスタムできるライティングも派手で好印象
本シリーズはいずれも、ギリシア神話に登場する「戦」を司る神である「ARES(アレス)」と、その代表的な武器である槍「SPEAR(スピア)」を組み合わせた「ARESPEAR(アレスピア)」という造語にちなんだ、西洋兜のような力強さを持つ、スタイリッシュな独自デザインのタワー型筐体を採用している。
また、今回販売されるデスクトップPCの3モデルすべてにおいて、ビーマニと呼ばれ愛され続けるKONAMIではおなじみの音楽ゲーム『beatmania』シリーズのPC版「beatmania IIDX INFINITAS」のプレイを想定して、ASUSの高音質サウンドカード「Xonar AE」を搭載している。
「ARESPEAR C700+」は、パッと見幅230×奥行き575.3×高さ501.5mmという大型筐体と、複数の円形の吸気口が備わっている特徴的なフロントデザインが目を引き、存在感のある筐体に仕上がっている。
ハイクラスの2モデルは、筐体にシルバーカラーを採用。そのうえハイクラス+「ARESPEAR C700+」は、両側面のサイドパネル外周部に発光カラーなどをカスタマイズできるRGB LEDイルミネーションバーを実装し、左側面には透明なサイドパネルを採用。PC内部をライトアップするLEDテープ(LEDストリップ)も備えている。
PCのライティングというと、PCケースのフロントがLEDで装飾できたり、ロゴがワンポイントで光ったりとさまざまだが、一般的なのはファンやビデオカード、マザーボードなどのPCパーツのLEDライティングをソフトウェアで制御して光らせ、さらに内部を明るくしたい場合、LEDテープをケース内部に張り巡らせるといったものだ。
「ARESPEAR C700+」は、そうしたいろんな光を組み合わせた演出と異なり、まるで1つのアーケード筐体のような力強いしっかりとした光の演出が、長年アーケード筐体を作り続けた同社ならではのように感じる。ケース全体も安価なケースのような頼りなさがなく、この見た目のインパクトと存在感は、所有感をかき立てる。