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松村太郎の「"it"トレンド」 第302回

ベテランのワーケショニスト、山の中で本気のワーケーション

2020年09月08日 09時00分更新

文● 松村太郎(@taromatsumura) 編集● ASCII

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●長野方面は狙い目

 ちょうどGo Toキャンペーンで旅行への補助金がスタートしましたが、だからといって働き盛りの世代にとってはおいそれと出かけるわけにも行かないのが実際のところです。しかも東京都民は除外されて困惑気味なこの制度ですが、Go Toをワーケーションに活用するというアイディアはなかなか良さそうです。身軽な世代にとっては、平日の数日間と休日をつなげて旅行に出かけ、現地から仕事に参加すれば良いじゃないか、というわけです。

 山梨や長野など、東京から車や電車で2〜3時間県内では、そもそもそうした需要を満たすような施設は存在しています。以前から長野県諏訪郡富士見町にある「富士見 森のオフィス」の存在を知っていて、行ってみたいなと思っていたところでした。

 あるいは、同じ長野県の立科町では、ワーケーションだけでなく、会社のチームごと合宿に来るプランを「ワークトリップ」として提案していて、クリエイティブな場所としてのブランドを作ろうとしています。

 立科町の少し西にある上田市は、筆者が参画している2014年創立の通信制高校、コードアカデミー高校があり、このエリアにもなじみがあるので、夏だけでなく冬場も活用してみたいところです。ちなみに今年の夏の高校のスクーリングは、例年上田市で行なわれるため、普段画面越しの友人と学び舎を共にする非日常も相まって、ワーケーションみたいな体験かもしれません。

 しかし2020年度の夏のスクーリングは、残念ながらオンラインでの開催となってしまいました。普段からオンラインがベースの生徒たちにとっては、日常と変わらないのは、少し可哀想な気がします。

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