144Hz対応で3万円台前半の27型液晶「G27F」は機能満載で価格以上の満足感
クロスヘア表示などのサポート機能、モニタリング機能も完備
![](/img/2020/09/03/3089210/l/a6e6df5f1b88ba79.jpg)
上からタイマー、回数カウンター、現在のフレームレート。回数カウンターなどのカウントはショートカットキーから行なうため、あらかじめ「OSD Sidekick」で対応するショートカットを設定しておく必要がある
「ゲームアシスト」の設定にはプレイをサポートする機能がまとめられているが、「ゲームタイマー」は、独自のカウントダウンタイマーを表示するオーバーレイを、「回数カウンター」は、ショートカット操作で起動・カウントアップ(ダウン)するカウンターをそれぞれオーバーレイで画面上に表示してくれる。
どのように利用するかはプレイヤーの工夫しだいだが、PCにインストールする専用ユーティリティ「OSD Sidekick」でショートカットキーを設定しておけばキーボード操作だけでこれらのサポートを完結できるため、あわせて利用するといいだろう。
さらにこのメニューからは、オーバーレイで独自にクロスヘア(照準線)を表示できる。クロスヘアが表示されないシングルプレイのゲームや、ゲームによらずディスプレー固有のクロスヘアを利用できるのがメリットだが、競技系タイトルの大会など、使用が歓迎されない場合もあるため注意が必要となる。
使用するかどうかはプレイヤー各自の判断次第となるが、実際に試してみるのはアリだろう。形状などは簡易的なカスタムが可能だ。
画面上にCPUやGPUの温度情報、動作クロックなどのハードウェア情報をオーバーレイ表示できるのが、「ダッシュボード」メニュー。こちらはまず表示したい項目にチェックを入れ、その後オーバーレイ時代をオンに切り替えることで、任意の表示項目を画面上に表示する仕組みだ。
情報は常に画面上にオーバーレイ表示されるため、ゲームをプレイしながらPCの情報をモニタリングしたい場合などにはそれなりに有用となる。ハードウェアへの負荷がかからない上、PCのアプリではないため、ゲームのチート検出ツールなどでブロックされないのはひとつの利点だろう。
ユニークな点として、同じGIGABYTE製の対応マウスを使用している場合、DPIを表示できる。ゲーム中にマウスのDPIを細かく切り替えるようなプレイヤー限定ではあるが、現在のDPIを目視で確認できるため、ケアレスミスを減らせるわけだ。
またすでに述べているが、こうしたディスプレー設定は「OSD Sidekick」からも調整できる。「OSD Sidekick」を利用する場合、本体とPCを付属のUSB 3.0ケーブルで接続する必要があるが、そうすることでディスプレー背面のUSBポート2つも運用可能となるため、とりあえず接続してしまって損はないだろう。
PCゲーミング特化の良コスパなディスプレー
ハイリフレッシュレート入門にも〇
「G27F」の実売価格は3万3500円前後。総じてシューターやMOBA向けのシンプルなハイリフレッシュレートゲーミング液晶であり、堅実なスペック・機能性と、比較的手ごろな価格が魅力的だ。
仕様がゲーミングに特化しているため、おすすめしやすいのは対戦型ゲームをメインで遊ぶPCゲーマーだが、シングルプレイのゲームやCo-op系ゲームのプレイヤーであっても、144Hzを体感してみたいならば有力な選択肢と言える。
年末に向けて魅力的なゲームタイトルも続々と登場していくわけだが、本製品を日々のゲームのお供にしてみてはいかがだろうか。
(提供:GIGABYTE)