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Eco-Drive Riiiverの使い方 第12回

散歩中に自宅からの距離をLINEで家族に送るiiideaを作る

シチズンIoTスマートウォッチ「Eco-Drive Riiiver」散歩中に距離をLINEする

2020年08月28日 09時00分更新

文● 井上 晃 編集●飯島恵里子/ASCII

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Tで「ボタン押し」を選択

具体的な設定手順

 「Riiiver」アプリでは、「T(トリガー)/S(サービス)/A(アクション)」の3つで用意された項目を選び、iiideaの枠組みを作る。今回のレシピでは、Tに「ボタン押し」、Sに「現在地から指定の位置までの経路を探す」、Aに「LINE Notify」を選択し、iiideaを作成した。

Sで「現在地から…」を選択

Aで「LINE Notify」を選択

 このiiideaを「CITIZEN Eco-Drive Riiiver」にあるスロットに配置。アイコンをタップして、詳細な条件を整えた。具体的には、目的地(今回の想定では自宅の位置)を定め、通知として届くLINEの送り先を指定する。

ダウンロードしたiiideaのアイコンをスロットにドラッグアンドドロップで配置したら、そのアイコンをタップ(左)。Map 1に表示されるピンを自宅に配置した(右)

同画面下部にある「(オプション)交通手段」では「徒歩」を選択。「LINE Notifyのアクセストークン」には後述する手順で入手できる文字列を、「LINEで送信されるメッセージ」には「折り返します。」のような文章を適当に記入

 なお、LINE Notifyのトークンの入力が求められるので、別途ブラウザから専用サイト(https://notify-bot.line.me/ja/)を開き、指定の手順で入手する必要がある。手順詳細は下記画像の通りだ。

ブラウザからhttps://notify-bot.line.me/ja/にアクセスし、「サービスを登録する」をクリック

メッセージを受信したいLINEアカウントの登録メールアドレスとパスワードを入力

「サービスを登録する」という画面が起動したら、フォームは入力しなくて良いので、画面右上にあるアカウント名横のプルダウンを開き、「マイページ」を選択。次画面で「トークンを発行する」をクリックしよう

通知を送るトークルームを選び、トークン名を任意で入力して(「トークンの通知」とかでOK)「発行する」をタップ。発行されたトークンをコピーして、先の手順で紹介した指定箇所にペーストすればよい

 設定が完了したら、Eco-Drive Riiiver本体の2時位置と4時位置(金色)のボタンを同時押しして、iPhoneとの同期を行うと、作成したiiideaが使用できるようになる。

 あとは4時位置のボタンを押し、iiideaを設定したスロットに小針を合わせ、2時位置のボタンで実行すればよい。これで、指定したLINEのトークに、URLと共にメッセージが届く。

4時位置のボタンでダイヤルを合わせ、2時位置のボタンでiiideaの機能を実行する

LINEのトークで「折り返します。」の文と共に、URLが届いた(左)。URLをタップすると、現在地から指定した場所(ここでは自宅)までの経路が表示され、距離と目安の時間を知ることができた(右)

 ちなみに、「Riiiver」アプリで作成したiiideaはストアに公開することもできるが、「Riiiver」アプリと「CITIZEN Eco-Drive Riiiver」に同一IDでサインインしていれば、非公開のままでも、クラウド経由で作成したiiideaを利用できた。

 注意点としては、「CITIZEN Eco-Drive Riiiver」は「Sign in with Apple」対応なのだが、「Riiiver」は非対応であること。初期設定時のサインアップで「Sign in wiht Apple」を選択してしまうと、「Riiiver」でも同一IDでサインインしようしたときに苦労するので、意識しておきたい。

 

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