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T教授の「戦略的衝動買い」 第596回

スマホと連携する92gのハンディプリンター「Selpic P1」を試した

2020年08月27日 12時00分更新

文● T教授 撮影●T教授 編集●ASCII

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ネット上に存在するフリーの画像やオリジナルの手書き画像を利用することで、より変化にとんだユニークで楽しい印刷データを作ることができる

金属とプラスティック、ビニール系はやや不得意

 Selpicの最大の楽しみは、スマホで撮影、蓄積した写真や手書きのイラスト、ネット上やアプリ側で用意されたクリップアートなど、思いついた文字列を自由なサイズとフォントで作り上げたテキストと組み合わせることが、超簡単に何度でもできることだ。そしてQRコードや、バーコードを組み合わせたデータをまとめてSelpicにWi-Fi転送してSelpic単体でいつでもどこでも印刷できる無限の楽しみを提供してくれることだ。

Selpicは使えば使うほど新しい思い付きが溢れてくる楽しいパーソナルプリンターだ。バッテリー内蔵でたった92g、いつでも、どこでも、手軽に使える

 最後に、印刷対象の素材に関して、スペックでは、テキスタイル、革、木材、金属、プラスチック、紙、さらには曲面やでこぼこの表面でも完璧に印刷できるとのことだが、筆者が実際にやってみたところ、紙はほとんどの種類で問題なくできた。テキスタイルも表面がツルツルしていないものなら大丈夫。これは革、木材も同様だった。

さまざまな素材に印字して見たが、紙系、布系、木系はほとんどOKだった。あいにくプラスティック系、ビニール系、金属系は、ひとまず印刷はできるがインキが定着しないことが多い

 しかし、残念ながら筆者の試した限り、金属とプラスティック、ビニール系は見た目は印刷できたように感じるが、インクの乾き、定着が遅く、中には数時間経過しても擦ると消えてしまうモノもあったので表面処理を選ぶ可能性が高い。できる限り、マットでシボのあるモノや小さな穴が多数ある表面なら印刷できるのかもしれないが、筆者は今回トライできていない。

 メタリックシルバーのラップトップパソコンも持ってはいるが、ウェブサイトのデモのように、天板でSelpicの印刷能力を試す度胸はなかった。極めてズルいようだが、この実地テストは今後、Selpicを購入される読者の皆様に期待したいところだ。

期間限定(あと10日ほど)だが、今なら50%オフの99ドルで買える。Selpicはコスパ最高のパーソナルハンディインクジェットプリンターだ。本体はブラックのほか、パールホワイトモデルもある

 極めてリーズナブルな価格と携帯性抜群なSelpicは、バッカー募集の締め切りまであと10日たらずだ。今なら、クラウドファンディングサイトのIndiegogoで、一般販売時に199ドルのSelpicが半額の99ドルから入手可能だ。安価なハンディプリンターを物色中のユーザーにとっては朗報だろう。

※本記事は、プロジェクトオーナーのプロジェクトが必ず成功することや、プロジェクトの品質、リターン内容を保証するものではありません。プロジェクト進行中に関するトラブル、返金要求、リターン返品要求はプロジェクトオーナーの責任のもと行なわれます。プロジェクト不成立時には製品が届かなかったり、返金が受けられないなどのリスクがあります。出資は自己責任でお願いします。

 
T教授

今回の衝動買い

アイテム:Selpic ハンディインクジェットプリンター
・購入:Indiegogo
・価格:99 USドル〜

T教授

 日本IBM社でThinkPadのブランド戦略や製品企画を担当。国立大芸術文化学部教授に転職するも1年で迷走。現在はパートタイマーで、熱中小学校 用務員。「他力創発」をエンジンとする「Thinking Power Project」の商品企画員であり、衝動買いの達人。

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