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ヘルシオ ホットクック KN-HW16F試用レポ:

シャープ新型ホットクック発表記念、あずきバーで肉じゃがを作る

2020年08月20日 11時00分更新

文● 盛田諒 編集●ASCII

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ヘルシオ ホットクック(1.6Lタイプ)
KN-HW16F-R
9月中旬発売予定
市場想定価格6万6000円
シャープ

https://jp.sharp/hotcook/

 アスキー家事育児担当の盛田諒ですこんにちは。今年、在宅生活に入ってから買ったものといえばシャープのヘルシオ ホットクック。ほったらかしで無水調理や低温調理ができる自動調理機で、食材を入れてボタンを押すだけでめしが生成可能なジェネレーターです。料理改革と言っても過言ではありません。

 技術的には、フタの蒸気センサーと、本体底部の温度センサーで火加減を調整するため焦げつくことがありません。調理中に自動的に食材をかきまぜてくれる「まぜ技ユニット」は負荷センサーがついていて、食材の量と柔らかさに応じて回転を制御するため、肉じゃがなどが煮くずれしにくくなっています。

無水調理に必要な内ぶたのディンプル(凸凹)、自動的に食材をまぜる「まぜ技ユニット」がホットクックの特徴

 コミュニティが熱く、ウェブに数多の試行錯誤が見つかるのも面白いところ。私自身も公式ファンコミュニティ「ホットクック部」に参加して、「鳥手羽のすっぱ煮 アドボ風」「ひき肉と鉄砲漬けの蒸しもの 瓜仔肉風」など絶妙に写真映えしない料理ばかりを投稿し、1ケタ台の「いいね」をもらってきました。

私の投稿レシピ。茶色い

●レシピが増えて、付属品が変わった

 シャープが8月20日、そんなホットクックの新製品(1.6Lタイプ、2.4Lタイプ)を発表。なんと、ホットクック部のユーザー投稿レシピから選ばれたメニューをダウンロードして使えるという新機能がついています。「まさかわたしのアドボが!?」と思いましたが採用の連絡は来ておらず、収録はされていませんでした。とても残念です。

公式ファンコミュニティ「ホットクック部」のユーザーレシピが一部ダウンロードできるようになった

 他に新しくなった点として、内鍋がフッ素コート加工になって、食材や汚れがこびりつきにくくなりました。「オープンオムレツ」「じゃがいものガレット」などが公式レシピに追加されていて、これまでクッキングシートを敷いて調理していた卵料理などが作りやすくなった形です。

内鍋がフッ素コート加工になり、こびりつきにくくなった

汚れがつきやすかったこれまでの内鍋(右側)

炊飯器としての水位線も表示するようになった

 また付属の「蒸しトレイ」が皿状に変わり、低温調理で自家製ツナや鶏ハムなどを作るとき、食材の浮きあがりをおさえる道具として使えるようになりました。「ローストビーフ」などの低温調理が公式レシピに追加され、やはりこれまで落としぶたを使っていた低温調理がやりやすくなりました。

新しくなった蒸しトレイ

以前の蒸しトレイ(右側)はテーブル状で、容器ごと食材を置くのが前提だった

 あとは予約調理できるメニューが、Wi-Fiを通じてインターネットからダウンロードする「クラウドレシピ」を含めて12種類増えています。

 まとめると、使えるレシピと、付属品が新しい点です。ただし、フッ素コートの内鍋は別途購入し、以前のホットクックで利用可能(1.6Lタイプで想定価格1万1000円)。蒸しトレイもサービスパーツとして購入できるようなので、新製品にしかない特徴は、上述のレシピだけです。

 ホットクック自体がハードとして完成されているのでそんなに新機能をドカドカ入れなくてもいいのですが、たとえば発酵槽のように槽内温度のログをとれるようにするとか、火加減と調理時間を自分で設定したカスタムメニューを作れるようにするとか、やってくれたらいいのになと思いました。

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