「OPPO Reno 10x Zoom」をブラッシュアップしたカメラ
OPPO Find X2 Proの特徴的な要素の1つはカメラだ。OPPO Find X2 Proは3つのカメラを搭載しており、メインカメラは約4800万画素/F値1.7、超広角カメラは約4800万画素/F2.2で、いずれもソニー製のイメージセンサーを採用している。
そしてもう1つは約1300万画素/F値3.0の望遠カメラ。こちらはペリスコープ構造を採用し、最大10倍まで画質を落とさないハイブリッドズームに対応。デジタルズームも用いれば最大で60倍までのズームが可能となっている。
この構造とスペックを見ると、OPPOが日本にも2019年に投入した「OPPO Reno 10x Zoom」に近い印象だ。ただ、OPPO Reno 10x Zoomは超広角カメラが800万画素だったことを考えれば、進化していることは確かだろう。
カメラは3眼ということもあり深度センサーは搭載されていないが、ポートレート撮影にはしっかり対応している。また「夜」を選べばすべてのカメラで「ウルトラナイトモード3.0」を活用し、夜景など暗い場所を明るく写し出すことが可能だが、特にF値が小さいメインカメラは、通常の撮影でも薄暗い場所くらいであれば明るく写せる印象だ。
さらにメインカメラを使うことで、マクロ撮影も可能。性能上は3cmまで寄ることができるとされているが、体感では1.5cmくらいまで寄ってもボケなく撮影できる印象だ。
動画は4K・60fpsまでの撮影に対応しており、動画利用が増えていることもあってプレビュー画面でリアルタイムにHDRを施す「Live HDR」への対応や、風のノイズを低減するなどマイクの機能強化もなされている。またプリインストールの「Soloop」というアプリを使えば、複数の動画を組み合わせたショートムービーを簡単に作成することも可能だ。
ちなみにフロントカメラは約3200万画素/F値2.4と、こちらも高い性能を誇っている。OPPOが得意とする「A.I.ビューティー」にももちろん対応するが、やはり赤外線センサーがなくなったことから、顔を立体的にスキャンしてビューティー機能を施すといった仕組みではなくなっている。
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