MacのCPU変更がついに発表! 「WWDC 2020」特集 第6回
watchOS 7はここに注目!
【WWDC20】Apple Watchで「睡眠記録」も可能に、watchOS 7の進化ポイントまとめ
2020年06月23日 15時30分更新
名前が変わる「フィットネス」アプリに新しいワークアウトメニューが充実
ワークアウトの記録に使われてきた「アクティビティ」アプリは、watchOS 7とiOS 14以降から名前を「フィットネス」に変更する。これに伴って体幹トレーニング、ダンス、機能的筋力トレーニングとクールダウンの4種目がワークアウトのメニューに追加される。
特にアップルが力を入れて開発に取り組んだ種目であるダンスは、Apple Watchの心拍センサーと加速度センサー、ジャイロスコープから集まるデータを統合した上で、独自のアルゴリズムにより、ダンス独特の「不規則な動き」を測定。ダンスの中でも比較的動きの大きなカーディオ、ボリウッド、ヒップホップ、ラテンの4種類のダンスを中心に検証・確認をしてきたという。
新型コロナウィルス感染症による影響を避けるため、スポーツも自宅でできるヨガやトレーニングが好まれている。同じく室内で楽しめるダンスが加わることは、いまApple Watchの購入を検討している人々にとっても朗報になるだろう。ワークアウトの自動検知が、ダンスの場合もどこまで対応するのかなど気になるポイントもぜひ検証してみたい。
「聴覚」アプリがイヤホンやヘッドフォンリスニングの音量測定に対応
2019年にリリースされたwatchOS 6から搭載が始まった「聴覚」は、Apple Watchに内蔵するマイクで周囲の環境音レベルを測定できる、ユーザーの耳の健康を守ることを目的としたアプリだ。watchOS 7からヘッドホンやヘッドフォンによるリスニングの数値も計測できるようになる。
聴覚はApple Watch、またはiPhone、iPod touchにペアリングしたBluetoothヘッドホンやヘッドフォンのリスニング状態が計測できる。おそらくAirPodsシリーズ、Beats by Dr.Dreブランド以外のサードパーティ製のプロダクトでも計測できるのではないだろうか。
メディアの音量レベルが一定以上に到達した状態で、聴取時間の合計がWHOの推奨値に基づいて設定された安全レベルの限界を超えるとApple Watchに通知が届く。あらかじめ決めた最大音量を各デバイスが超えないようにプリセットもできる。
近年はスマホとイヤホンの組み合わせによるポータブル音楽リスニングが主流になり、これを楽しむ多くの若い世代が難聴のリスクに晒されていると言われている。アクティブ・ノイズキャンセリング機能を搭載して、静かな環境で音楽が楽しめるAirPods Proのようなイヤホンと連携しながら、耳の安全を守るための機能がアップルのデバイスに充実することは大歓迎だ。
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