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Apple Watchでデータを蓄積したユーザーは継続的に利用したくなる

新「watchOS 6」はApple Watchを使い続けたくなる仕掛け満載

2019年06月05日 08時00分更新

文● 飯島恵里子/ASCII

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 アップルが現地時間6月3日、アメリカ サンノゼで開催した年次開発者会議「WWDC19」で発表し、秋に配信予定のApple Watch用のOS「watchOS 6」。例年以上に多くの機能が追加されたが、新watchOS 6には使いはじめるといままで以上に日常生活に欠かせない存在になる「仕掛け」が詰め込まれていた。

騒音レベルが90デシベルに達すると、Apple Watchが通知を送信する

健康とフィットネスを強化しデータ取得からサジェスト、「YoY視点」の導入

 健康とフィットネスにフォーカスし快適に管理できる新機能として、騒音レベルを計測し通知する「Noiseアプリケーション」、月経周期を記録する「Cycle Trackingアプリケーション」、これまで記録したアクティビティに対して長期的な動向や進捗状況を把握できる「Trendタブ」が追加された。

Apple Watchを着用し蓄積したデータを元に、過去実績と比較しコーチングを実施する

 Trendタブは長期的なログを取得することにより、過去90日のアクティビティを過去365日と比較し、下降傾向にある場合、アクティビティアプリケーションがコーチングを提案する。この一歩踏み込んだYoY視点とコーチング機能の組み合せは、ユーザーのモチベーションを維持し、Apple Watchの継続利用を促すための新機軸といえよう。

 また2017年のWWDCで発表、日本国内では2018年3月に導入店舗が公表されたジムやフィットネスクラブの機器と連動する「Apple GymKit」は、互換性が拡大し、Octane Fitness、TRUE Fitness、Woodwayの製品で利用できるようになる。

日常生活の利便性をさらに向上

 ユーザーの利便性を追求した新機能としては、Apple WatchからApp Storeに直接アクセスできるようになり、Siri、音声入力、指書き入力を使用することで、簡単にアプリケーションが検索できるようになる。

別の端末で聞いていたオーディオブックをApple Watchに引き継いで聞いたり、いざというときにあると便利なボイスメモ、計算機を追加

 iPhoneにはあるもののApple Watchでは利用できなかった機能が追加され「オーディオブック」、「ボイスメモ」、チップや割り勘の計算にも対応する「計算機」アプリケーションが利用できる。

デジタルクラウンを回すことで、チップの比率や人数を変更可能

ユーザーのプライバシーに配慮した設計

 Cycle Trackingアプリケーションをはじめ、非常に個人的なデータを計測し利用できるwatchOS 6だが、Apple Watchの健康に関する情報は、iOS 13で刷新されるヘルスケアアプリケーションで確認でき、すべてのデータはデバイス上で暗号化される。なお、ユーザーがiCloudでのバックアップを選択した場合、データはiCloud内で暗号化されるという。

プライバシーの取り扱いについては、ユーザーが不安を抱かないように繰り返しアピールしていた

 ノイズアプリケーションに関しては、ユーザーのいる場所の音声や騒音をアプリケーションに保存したり、アップルに送信することはなく、デシベルレベルのみがサンプリングされるそうだ。

新文字盤やオプションも追加

文字盤の新デザインや夏向けのApple Watchバンドも追加

 これまでもOSの新バージョンとともに追加されてきた文字盤の新デザインだが、今回も「Modular Compact」、「Gradient」、「Numerals」などが追加され、さらにカスタマイズできるオプションも用意される。

6月4日から発売を開始した新プライドエディションのスポーツループ。※GIFアニメが正しく表示されない場合は、オリジナルサイトでご覧ください

 スポーツバンドとスポーツループの新色や、新しいプライドエディションのスポーツループは6月4日から、発売開始。プライドエディションは、購入することでLGBTQ支援団体に寄付が実施される。


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