MacのCPU変更がついに発表! 「WWDC 2020」特集 第6回
watchOS 7はここに注目!
【WWDC20】Apple Watchで「睡眠記録」も可能に、watchOS 7の進化ポイントまとめ
2020年06月23日 15時30分更新
アップル純正の睡眠アプリが登場
多くのApple Watchユーザーから待ち望んでいたであろう、アップル純正の睡眠記録機能がwatchOS 7に追加される。Apple Watchを手首に装着した状態で、搭載されている加速度センサーを使って睡眠中のユーザーの呼吸動作など微細な動きを機械学習の成果とマッチング。睡眠時間や過去2週間の睡眠傾向を記録し、アプリに可視化する。記録された睡眠データはApple Watchの画面だけでなく、ユーザーが自身のiCloudにより同期しているデバイスからも見られる。
iOS 14をインストールしたiPhoneと連携して就寝前のルーティンを作成すると、眠る直前の時間にリラックスできる音楽をおすすめしたり、瞑想アプリケーションを立ち上げて良い眠りを得るための準備を習慣化して、質の高い眠りが得られる。
就寝後にはApple Watchのおやすみモードがオンになり、夜間は画面を自動的に暗転させる。目覚める時刻になるとApple Watchで穏やかなサウンドを鳴らしたり、隣に眠っている家族を起こさないように触感フィードバックにより手首を刺激して起こしてくれる。
睡眠記録機能はぜひ試してみたい機能だが、気になるのはApple Watchのバッテリーとの兼ね合いだ。眠る直前にApple Watchを充電スタンドにセットして、ベッドに入るという方も多いだろう。watchOS 7では睡眠記録機能を載せてもなお、バッテリーの持続時間について今まで通りの使い勝手を保てるように最適化されているものと思われるが、加えて就寝前の1時間以内にバッテリー残量が30%を下回っている時にはユーザーに充電をすすめる機能が加わるそうだ。
筆者はふだん寝ている間もApple Watch Series 5を装着している。経験上は寝る直前に1時間ほど充電すれば、だいたいバッテリー残量を100%まで持っていけるので、睡眠記録機能を使うこに支障は無いものと楽観している。あるいは就寝前のルーティンはApple Watchを身に着けなくてもできることを中心につくれば、寝る前にApple Watchを充電する習慣はそのままに睡眠記録が活用できるだろう。上手なルーティンの作り方など、クオリティスリープを得るためのコーチング機能もぜひ設けて欲しい。サードパーティー製の睡眠アプリとの使い勝手を比較できる機会も楽しみだ。
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