前へ 1 2 3 次へ

32GBのメモリー容量、SSDとHDDの併載といったスペックの充実ぶり

4Kゲームプレイからクリエイティブまで万能、第10世代CoreとRTX 2070 SUPER搭載でバランスいい性能のミドルタワーPC「FRGAH470F/C」

文●松野将太 編集●八尋/ASCII

提供: インバースネット

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

フルHD解像度では不自由のない性能、タイトルによってはWQHDも狙える

 基本的な性能を確認したところで、ゲーム系のベンチマークに移ろう。まずはマシンの3D性能を計測する定番ベンチマーク「3DMark」の結果から見ていく。テストは「Time Spy」「Time Spy Extreme」「Fire Strike」「Fire Strike Extreme」「Fire Strike Ultra」の計5つを実行している。

「Time Spy」のスコア

「Time Spy Extreme」のスコア

 DirextX 12系のテストであるTime Spy2種は、WQHD解像度でのテストとなるTime Spyのスコアが10125と良好で、4K解像度のテストTime Spy Extremeが4593とまずまずの結果となった。ハイエンドGPUとしては比較的手ごろなRTX 2070 SUPERだが、性能的にはWQHD解像度のハイエンドゲーミングも快適にこなせる。実際、Time SpyのGraphics test 1、Graphics test 2におけるフレームレートはおおよそ60fpsほどで、一般的な60Hzのディスプレーとの組み合わせではまったく問題ないだけの描画ができるわけだ。

 DirectX 11を用いたテストであるFire Strike系3種は、フルHDのテストであるFire Strikeは当然として、WQHDのFire Strike Extreme、4KのFire Strike Ultraも、一般的なゲーミングパソコンと比較して非常に高いスコアが出ている。本ベンチマークはかなり負荷が高いが、Graphics test 1のフレームレートを見る限り、フルHDであればしっかり120fpsを超えており、高負荷なゲームでもなめらかな描画を実現できると言える。WQHD解像度でも60fpsは出せているので、多くのタイトルで快適動作が可能だろう。

「Fire Strike」のスコア

「Fire Strike Extreme」のスコア

「Fire Strike Ultra」のスコア

 実際のゲーム系ベンチマークも見てみよう。まずは「ファイナルファンタジーXIV: 漆黒のヴィランズ ベンチマーク」だ。画質は最高品質、フルスクリーンの設定で、3種類の解像度での計測を実施している。

「ファイナルファンタジーXIV: 漆黒のヴィランズ ベンチマーク」(フルHD)のスコア

「ファイナルファンタジーXIV: 漆黒のヴィランズ ベンチマーク」(WQHD)のスコア

「ファイナルファンタジーXIV: 漆黒のヴィランズ ベンチマーク」(4K)のスコア

 フルHD解像度ではスコアが19781、WQHDではスコアが16332、4K解像度では8244と、すべての解像度で最高判定の「非常に快適」を獲得できている。比較的軽快に動くMMOタイトルということで、この手のオンラインゲームであれば、解像度を問わず快適にプレイできるといえそうだ。

 続いて、よりヘビーな負荷がかかる「FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION ベンチマーク」での結果を見てみよう。

「FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION ベンチマーク」(フルHD)のスコア

「FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION ベンチマーク」(WQHD)のスコア

「FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION ベンチマーク」(4K)のスコア

 画質は「高品質」を選択しているが、フルHDでの評価は「とても快適」、WQHDでは「快適」、4Kでは「普通」で、快適といえる環境はWQHDまで。現行ゲームタイトルでもトップクラスの負荷が高い本作だが、WQHD解像度でも十分なプレイが可能なのは多いに評価できる。4K解像度ではさすがに高品質設定で高いフレームレートを確保できないものの、プレイ自体は問題なく可能だ。

 最後に、実際のゲームでもフレームレートを見てみよう。タイトルは「バイオハザード RE:3」を使用し、DirectX 12 API、フルスクリーン設定で、テクスチャ品質を「高(1GB)」、それ以外の項目をもっとも重くなるよう調整。ゲーム中盤の警察署前で1分間ゲームをプレイした際の平均・最小フレームレートを、それぞれの解像度で計測している。

「バイオハザード RE:3」の解像度ごとのフレームレート

 フルHD解像度におけるフレームレートは平均143fps、最小110fps。計測は比較的負荷の高いシーンで実施しているが、それでも144fps前後の高いフレームレートを発揮できる。WQHD解像度では平均96.7fps、最小80.8fpsで、こちらも100fpsには届かないものの、60fpsは安定して超えられているなど、非常に優秀だ。

 4Kでは平均50.1fps、最小41.9fpsとなり、平均でも60fpsには届かないものの、カクつきが目立つというほどではない。高解像度のリッチなグラフィックスでプレイするもよし、解像度を抑えて高いフレームレートでプレイするもよしと、多くのタイトルで幅広い楽しみ方に対応できるだろう。

 総じてFRGAH470F/Cの性能は極めて高く、構成にも隙が無いため、古いパソコンからの買い換え候補としてはもちろん、はじめてのゲーミング・クリエイティブマシンとしてもおすすめしやすい。メモリー容量が32GB、ストレージが合計容量3TBと十分な余裕があるのもポイントで、数年に渡って使っていけるだろう。

試用機の主なスペック
モデル名 FRGAH470F/C
CPU Core i7-10700(2.9GHz~最大4.8GHz)、8コア/16スレッド
グラフィックス GeForce RTX 2070 SUPER(8GB GDDR6)
メモリー 32GB
ストレージ 1TB SSD(M.2接続/NVMe対応)、2TB HDD
内蔵ドライブ
通信規格 有線LAN(1000BASE-T)
インターフェース(前面) USB 3.2 Gen1×2、USB 2.0×2、マイク入力、ヘッドフォン出力
インターフェース(背面) USB 3.2 Gen2(Type-C)、USB 3.2 Gen2、USB 3.2 Gen1×2、USB 2.0×2、PS/2、有線LAN端子、マイク入力、ライン入力、HDMI 2.0出力、DisplayPort 1.4出力×3
サイズ およそ幅200×奥行485×高さ423mm
OS Windows 10 Home(64bit)

(提供:インバースネット)

前へ 1 2 3 次へ

この記事の編集者は以下の記事もオススメしています

過去記事アーカイブ

2024年
01月
02月
03月
2023年
01月
02月
03月
04月
05月
06月
07月
08月
09月
10月
11月
12月
2022年
01月
02月
03月
04月
05月
06月
07月
08月
09月
10月
11月
12月
2021年
01月
02月
03月
04月
05月
06月
07月
08月
09月
10月
11月
12月
2020年
03月
04月
05月
06月
07月
08月
09月
10月
11月
12月
2019年
02月
03月
06月
07月
08月
09月
11月
2018年
01月
09月
2017年
06月
10月
2016年
12月