米Adobeは6月11日(現地時間)、2020年度第2四半期(2020年5月29日末日)の決算を発表した。
同社の2020年度第2四半期の収益は過去最高となる31億3000万ドル、前年同期比14%増という。このうちデジタルメディア分野の収益は22億3000万ドルで、前年同期比18%増。とくにクリエイティブ分野の収益は18億7000万ドルへと拡大、Document Cloudの収益は3億6000万ドルを達成したとしている。
デジタルエクスペリエンス分野の収益は8億2600万ドルと前年同期と比べると5%増。デジタルエクスペリエンス分野では、サブスクリプション収益が7億700万ドルとなり、前年同期比で8%増。Advertising Cloudを除いたデジタル エクスペリエンス分野のサブスクリプション収益は前年同期比18%増となった。
パンデミックの影響にもかかわらず過去最高の収益を達成したことについて、アドビの会長・社長兼CEO(最高経営責任者)のShantanu Narayen氏は、「世界中のあらゆる顧客層で起きている”すべてをデジタルに”という構造的転換が、わが社の成長戦略にとって追い風になり、今回の危機をうまく脱することができるでしょう。」と語っている。