トリプルカメラと高性能フロントカメラを搭載
続いてカメラ性能をチェックしてみよう。背面のメインカメラはトリプルカメラ構造で、約4800万画素の標準カメラと、約2000万画素の広角カメラ、光学3倍相当となる約800万画素の望遠カメラを搭載している。EXIFの情報から確認すると、F値はそれぞれ1.7、2.2、2.4となるようだ。
3つのカメラを備えていることから、最近のハイエンドスマートフォンでは一般的となりつつある、カメラを切り替えて幅広いシーンに応じた撮影を楽しむことが可能だ。さらにデジタルズームを加えれば、20倍までズームして撮影することもできる。
最近では40倍、100倍といった非常に高い倍率のズームができる機種も出てきているだけに、それらと比べればインパクトが大きいわけではない。とはいうものの、20倍ズームで遠くの被写体を手軽に撮影できる点は便利なことに間違いないだろう。
もちろん、被写体を自動検知して最適なモードでの撮影ができる機能や、人物にさまざまなライティングができる「ポートレート」、そして人物以外の被写体でも背景をぼかすことができる「背景ぼかし」など、主要なカメラ機能は一通り搭載している。ただし、いま流行りのナイトモードに相当する機能は搭載されていないのがやや惜しい。
動画に関しては、最大で4Kまでの動画撮影が可能。5Gスマートフォンでの対応が増えている8Kの撮影には対応していないものの、一般的な利用シーンを考えれば十分だろう。
一方のフロントカメラは約2000万画素、F値が2.0と、こちらは他機種と比べても性能が高い。撮影モードは「自分撮り」「ポートレート」「動画」のみとシンプルだが、メイン・フロントカメラ共にビューティー機能の利用が可能なのでセルフィー撮影時は有効活用したい。
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