■家庭用プロ機ならではの仕様にグッとくる
しかしながら本体の造りは、やっぱり業務用であります。中でもグッと来たのは、電源ケーブルの接続カプラ。差し込んで回すと「カチッ」とロックするタイプで、この音を聞くたびにテンションが上がります。多少重くても、設置や撤収のたびに「業務用機を扱っている実感」が得られることから、洗車モチベーションも上がりそうです。
もうひとつグッとくるのは、オイル交換用のサービスホールがパネル前面の一番いいところにあること。オイル交換のインターバルは初回30時間、以降300時間ごとということで、初回交換用のオイルも付属品として入ってます。洗車1回につき1時間程度の使用時間で、毎週1回使用とすれば、初回交換は来年の春でしょうか。
付属するノズルは、噴射幅と角度が調整できるバリアブルノズルランス、そしてピンポイント噴射を高速回転させて広い面積に高圧水を当てるターボノズルランスの2本。ですが、これらのノズル、高圧ホースやガンも含めて今回はひとまず使いません。申し訳ない!
■ケルヒャー資産をそのまま引き継ぐ方法
で、何をするかと言えば、ケルヒャー用に買った高圧ホースやノズルをリョービで使うのであります。コネクタ類の互換性はことごとくありませんから、普通にやっても接続はできません。が、先のお高いフォームランスは無駄にしたくない。どうやら酔っ払っているうちにポチったらしいのですが、あんなものが1万4800円ですよ。ひえええ。
そこでこいつを使うことにしました。ジャーン。
高圧ホースの変換カプラであります。中部高圧ホース株式会社さんにて税込2310円。
これはカメラのレンズマウントアダプタと同じようなものです。リョービ本体側のコネクタは、M22の内径15ミリ。一方、ケルヒャーは同じM22ながら内径14ミリですから、それに合うよう変換してやるわけです。
この変換カプラ、みっちりとした真鍮の輝きと重みがあり、これ自体にグッとくるものがあります。エアツールもそうですが、高圧に耐える加工が施された部品はどれも緻密で美しい。そんな変態のようなことを思いつつ、これでケルヒャー用の高圧ホースと、その先に接続できる諸々がリョービで使えるわけです。
次回は実際にぶっ放して、空冷ケルヒャーと水冷リョービの違いを比べていきたいと思います。いやー、パワーって本当にいいものですね。最初と言っていることが全然違いますが、それではまた。
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