超広角から光学3倍
デジタル30倍の望遠撮影まで高性能なカメラ
HUAWEI P40のカメラは5000万画素/広角(標準)、800万画素/光学3倍望遠、1600万画素/超広角の3つを搭載する。HUAWEI P30と比べると広角カメラが4000万画素から画素数アップしており、しかもF値は1.7、センサーサイズも1/1.28型と大型化された。この広角カメラは上位のProモデルと同じものだが、光学手振れ補正は省かれている。一方、800万画素と1600万画素のカメラはHUAWEI P30と同じスペックだが、画像処理などの面で大きな改善が図られているはずだ。
HUAWEI P40を持って街中でいくつか写真を撮影してみた。コンパクトなサイズなので写真撮影もラクにこなせる。ポケットへの収まりもよいため、出し入れも気軽にできる。業界をリードするシーンAI判定も被写体の色をうまく再現していると感じられた。なお、残念ながら撮影テストに出かけたときは曇天だったため、若干暗い色合いの写真ばかりとなってしまっている。以下の作例は4:3(4096x3072ドット)で撮影、夜景モードのみ全画面(4096x1088ドット)で撮影し、縮小している
カメラの倍率は広角・1倍・3倍・5倍をワンタッチで切り替え可能、ズーム領域は30倍までで倍率表示部分をスワイプすることでスムースに変更できる。デジタル望遠の30倍でも十分見られる絵が撮影できそうだ。こちらは4:3(4096x3072ドット)で撮影後に縮小している。
Proシリーズが搭載するペリスコープ式の高倍率望遠カメラは搭載していないものの、日常的に使う分には光学3倍、デジタル30倍の望遠でも十分だろう。よりカメラを活用したいユーザーはProシリーズを、ベーシック機能で十分(とはいえLeicaの画質は十分高性能だ)という人はHUAWEI P40を選ぶとよさそうだ。
カメラの設定では「その他」の中に「スーパーマクロ」があり、30mm程度まで近づいた近距離撮影ができる。電子部品やコインなど小さいものを撮影することも十分可能だ。また「水中」は文字通り水中での撮影モード。HUAWEI P40の防水防塵機能はIP53だが、別売される防水ケースを取り付けると、10mの深さまで利用できる。
この連載の記事
-
第476回
スマホ
ライカカメラらしい撮影がさらに磨かれた! 「LEITZ PHONE」が3になって再び登場 -
第475回
スマホ
ハッセルブラッドカメラを強化、フラグシップにふさわしい性能のカメラフォン「OnePlus 12」 -
第474回
スマホ
ロレックス風カメラデザインを取り入れたスマホ「realme 12 Pro+ 5G」は高級感あふれる仕上がり -
第473回
スマホ
スリムになったOPPOの主力スマホ「Reno11 Pro 5G」海外版を前モデルと比較レビュー -
第472回
スマホ
OPPOの最新フラグシップ「Find X7 Ultra」はデュアルペリスコの最強カメラスマホ -
第471回
スマホ
4万円以下折りたたみスマホ「Libero Flip」は折りたたみ入門機に最適だが対応バンドの問題も -
第470回
スマホ
背面ライトは健在! 手軽価格の「Nothing Phone (2a)」クイックレビュー -
第469回
スマホ
日本初上陸のnubiaの縦折りスマホ「nubia Flip 5G」レビュー! 安くて手軽に使える折りたたみ -
第468回
スマホ
ハイエンドAndroidタブ「OPPO Pad 2」はフル装備で使うと利便性が格段に向上する -
第467回
スマホ
「Galaxy S23 FE」は高性能を8万円台で実現したお財布にも優しいスマホ -
第466回
スマホ
Galaxy S24 UltraはGalaxy S23 Ultraからどう変わった?カメラや生成AI機能を比較した - この連載の一覧へ