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AI-OCR、販売管理、営業支援、タスク管理、ワークフロー、チャットボットの連携例

魅惑の連携が一堂に会した「LINE WORKS 春のソリューション祭り」

2020年06月24日 11時00分更新

文● 大谷イビサ 編集●ASCII

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LINE WORSKのボットで営業マンをアシストする「ネクストSFA」

 2005年のジオコードはWebマーケティングとクラウドをワンストップで手がける渋谷のIT企業。営業支援サービスである「ネクストSFA」とLINE WORKSの連携について説明した。
 SFAは営業の無駄な業務を省く役割がある。昨年のハブスポットの調査では、働く時間の25%が無駄という結果があるという。具体的には「社内会議」「社内報告業務」「キーパーソンと面会できず再訪問」「日々の商談の移動時間」などが無駄だと考えられており、SFAとはこれらを省くサービスと位置づけられる。

 ジオコードのネクストSFAは使いやすい画面設計、ノンプログラミングでのカスタマイズ、カスタマーサクセス対応などを売りにするクラウド型のSFAだ。ネクストSFAで実現するのは一言で言えば営業関連の情報共有だ。SFAを見れば営業状況がわかるので進捗会議が必要なくなり、マネージャーも状態の把握やサポートが簡単になる。営業マンもスマホで営業履歴を入力すれば、すぐに次に訪問できる。LINE WORKSとの連携で担うのも、この履歴登録の部分だ。

 ネクストSFAとLINE WORKSの連携デモも披露された。たとえば履歴登録の場合、LINE WORKS上でボットと対話することで必要な情報が登録され、最後にコメントを入力すれば完了する。また、情報検索に関してもボットが候補を提示してたり、企業なのか、担当者なのかを絞り込んでくれるので便利。アポの予定などもボット経由ですぐに調べられるという。

ネクストSFAとの連携デモ

テレワークの見える化を推進するタスク管理ツール「ReTask」

 2006年創業のメディアナビは、個人向けパッケージ、OEM、スマホアプリ、法人向けサービスなど幅広く手がけるソフトウェア会社。今回紹介されたReTask(リタスク)は業務の「見えない」を解消するタスク管理ツールで、テレワークにも最適だという。

 新型コロナウイルスの対応以降、大いに盛り上がっているテレワーク。在宅、サテライトオフィス、モバイルなどの形態があるが、現在注目を集めているのは在宅勤務だ。2019年の総務省の調べによると、企業規模が大きいほど導入率は高く、導入の背景としては生産性の向上や従業員の移動時間の短縮などが目的とされている。今後、新型コロナウイルスの影響で「非常時の事業継続に備えて」が導入理由の上位に上がってくるのは確実だ。

 こうしたテレワークを支える技術やサービスとしては、モバイルPCのような機器やネットワーク・VPN、チャットなどのコミュニケーション手段に注目が集まりがちだが、業務内容の管理や評価を適正に行うためのタスク管理ツールも重要になるという。ReTaskは各メンバーがチームにタスクを共有することで業務の見える化を推進し、業務負荷の分散や工程管理に活かすことができるという。

 ReTaskではリーダーがまずプロジェクトを作成し、メンバーを招待。タスクと期日、担当者を登録し、対応が終わったら完了チェックを入れて報告するだけだ。ガントチャートの自動作成機能があるので、進捗をリアルタイムに確認でき、負荷を割り振るためのワークロード分析も用意されている。そして、メンバーはPCやスマホで作業を確認でき、メールやLINE WORKSで期日前に自動通知されるという。現在はプロジェクトの招待やタスクの依頼、完了通知、開始・終了予定日のリマインドなど、チャットからタスクとリマインドを登録できるチャットリマインダー機能(仮)を開発しており、トーク内だけでタスク管理が済むようになるという。

ReTaskでのタスクがプッシュ通知される

■関連サイト

20人まで無料で使えるワークフロー「SmartFlow」

 タスク管理の次はワークフローということで、VeBuIn(ヴィビュイン)の「SmartFlow」が紹介された。VeBuInは従業員の約9割がインド人というソフトウェア会社で、茨城県つくば市に本社を構えつつ、インドでオフショア開発を行なっている。

 紙をベースにしたレガシーな業務フロー、ハンコを使った承認業務などの課題を解決するSmartFlowは、シンプルで使いやすいユーザーインターフェイスが特徴。申請フォームもドラッグ&ドロップで簡単に作成でき、スマートフォンやタブレットにも対応する。

 導入のハードルが低いのも大きな特徴で、なんと20ユーザーまでは無料(初期費用も無料)で、それ以上も1ユーザー月額300円と低価格。申請フォームやストレージを無制限で使えるプロフェッショナルプランも用意されている。

 SmartFlowはLINE WORKSとのシングルサインオンで利用でき、通知も連携できる。トークに貼られたURLからわずか2クリックで簡単に承認までたどり着くという。

SmartFlowとLINE WORKSとの連携例

■関連サイト

情シス・総務向けのFAQチャットボットをすぐに使える「Syncpit」

 3日間に渡るセミナーの最後に紹介されたのは、情シスや総務の問い合わせ対応を自動化するエムオーエックスの「Syncpit(シンクピット)」だ。

 Syncpitは問い合わせ対応をボットで自動化することで、情シスや総務部門のバックオフィス業務を削減し、生産性の高い業務に集中できる環境を実現する。LINE WORKSのようなビジネスチャットと連携するのが前提で、普段使っているLINE WORKSから質問を投げかけ、FAQから答えを引き出すことができる。

コンソールからFAQチャットボットを簡単に作成できる

 Syncpitでは情シス・総務向けのプリセットFAQがあらかじめ用意されている。入社や退社、各種ライフイベントの対応、PCやスマホの利用ガイド、システムの初期設定、スマホの紛失時対応、ハラスメント、落とし物、年末調整、勤怠や経費関連など150種類以上が用意されているので、これをテンプレートとしてFAQを作成すれば、最短30分でボットを稼働させることが可能になる。FAQで使われているリンクや社内用語の一括置換も容易になるという。

 また、設定や管理を行なうコンソールが用意されており、プログラミングなしにボットを登録したり、効果を検証することが可能。さらに同社のモバイルデバイス管理サービス「LanScope An」と連携することで、デバイスの紛失に対してリモートワイプをかけたり、パスワード忘れに向けてリセットを実行することができる。月額100円/月ですべての機能が利用できる(初期費用は3万円)。

 今回は連携ソリューションについてのセッションをまとめたが、チャットボットの開発と具体的なユーザー事例については別稿でお送りする。

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