フットペダルを踏むことで「スクショを撮影」を実現
インターネットを利用して、商品企画の下調べをしたり、原稿を書いていたりするときに興味深い画面に出会うと、筆者は、後で細かく見たいときには、一時的なブックマークを付けたり、気になったページがあればスクリーンショットを撮って保存することが多い。
しばらく参照したいスクリーンショットなどは、そのままクラウドストレージにアップロードして短期保存したり、ときにはグループ共有でLINEにアップしたり、メール添付で関係者に送ったりすることもある。
ユーザの爆発と共に進化の激しいスマホの世界では”スクショ”と省略されて呼ばれることの多いスクリーンショットは、Androidスマホならご存知のように”電源ボタン”と”音量減”ボタンの同時押しや、機種によっては、画面タップ+ジェスチャでいま見ているスクリーンを様々な形でキャプチャして写真イメージとして保存してくれる。
ご存知の読者諸兄も多いとは思うが、歴史ある「スクリーンキャプチャーの世界」はまずパソコンワールドからスタートしたモノだった。いまから40年近く前の1981年に登場したIBM PCのキーボードには数字キーの”1”の横に”PrtSc”(Print Screen)キーとしてすでに存在していた。
当時は画面上の現在のイメージをプリンターで印刷出力する目的がメインだったが、このPrtScキーはIBM PCをベースとする現在のWindowsパソコンのキーボードにも必ず搭載されており、昨今では多くのユーザが現在の画面上のイメージをストレージにグラフィックイメージで保存することに活用されている。
早いものでWindows時代に入ってすでに35年、Windows環境でもスクリーンキャプチャは仕事にも趣味にもなくてはならない操作であり、PrtSc以外のキーとの組み合わせでより拡張的な操作のできる仕組みや、アプリ等も多く登場してきている。しかし未だにそのコア要素となるキーは”PrtSc”であることは40年前と同じだ。
今回、筆者が衝動買いしたのは、PrtSCキーを押してスクリーンショットを撮るという伝統的な作業結果を、キーボードではなく、なにもせず遊んでいる足でフットペダルを踏むことで、実現したくて手に入れた効果的なガジェットだ。商品名は「USBフットペダルスイッチ」と命名されている。
USBフットペダルスイッチは、内部にメカニカルスイッチを採用した電気ミシンのフットペダルを彷彿とさせるイメージだ。同梱品は、本体であるUSBフットペダルスイッチとUSBミニ延長ケーブル、設定ソフトの入った8cm CDの3点だ。
まず本体のUSBプラグをPCのUSBポートに挿し、ペダルは床の上に置いて、スクリーンショットが必要なタイミングになればフットペダルを足で踏むだけで画面イメージがパソコン内のクリップボードに保存される。実際に使っているイメージを見るとパソコンが卓上型の電気ミシンになったような雰囲気だ。
もちろんフットペダルを踏むだけでスクリーンショットを撮れるようにするには、付属の8cm CDに入った設定ソフトウェアをパソコンに導入する必要があるが、パッケージの表面には”Windows 10 対応”と書いてあるにも関わらず、添付の8cm CDの中に入っている設定ソフトウェアは、Windows 10ではエラーでインストール不可能だった。
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