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えひめ暮らしネットワーク、地域おこし協力隊などの活動にkintoneを活用

2020年05月21日 19時30分更新

文● ASCII

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 サイボウズは5月21日、同社が提供する業務アプリ開発プラットフォーム「kintone」が、「えひめ暮らしネットワーク」で活用されていると発表した。

 えひめ暮らしネットワークは、愛媛で自分らしく暮らし、働く人達をつないで支援するネットワーク組織。愛媛県全域の移住促進、地域おこし協力隊や既移住者のフォロー、ローカルビジネスを目指す人のためのバックアップに取り組んでいる。

 kintoneを活用した具体的な取り組みの一例として、地域おこし協力隊がある。地域おこし協力隊は、おおむね1年以上3年以下の期間、地方自治体の委嘱を受けて地域で生活し、農林漁業の応援、水源保全・監視活動、住民の生活支援などの地域協力活動に従事する人を指し、愛媛県内では4月時点で、ほとんどの市町で総勢80名を超えるメンバーが活動しているとのこと。

 従来、地域おこし協力隊メンバーと行政、支援機関などの交流は同じ県内であっても活発なものとはいえず、横のつながりやOB・OGとの連携もなく、県単位で協力体制ができていなかったため、ノウハウや知見が貯まらず活性化していない状態だったという。

 kintoneの導入により、自治体はもちろん、OB・OG、移住者、県内外で活躍する愛媛県出身者などを巻き込んだネットワークでの交流が可能になり、地域おこし協力隊の定着や定住の支援によりこれまで以上に活発な活動ができるようになったほか、ビジネスマッチングなどの新たな取り組みを実現したとのこと。

 えひめ暮らしネットワークの代表理事である板垣義男氏は「えひめ暮らしネットワークでは、ネットワーク会員同士が交流できるプラットフォームの場としてkintoneを利用させていただいております。私たちは「愛媛で自分らしく暮らし働く」という理念に基づいたネットワーク組織ではありますが、地域おこし協力隊や移住者、県内外で活躍する愛媛県出身者などネットワーク会員は多種多様ですので、kintoneを活用することでそれぞれの時間や環境など状況にあわせたコミュニケーションができ、細分化されたカテゴリーを選びながら(なければ作りながら)、より深いディスカッションを実現していると感じています。また、運営側としても組織を運営するための連絡ツールとして活用させていただいており、事務作業の効率化ができていると感じています」とコメントした。

 サイボウズは今後も、kintoneを中心にしたネットワークにおいて、それぞれの時間や環境などにあわせたコミュニケーションを可能にし、地域活性化に貢献するとしている。

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