小学校低学年の子どもだけでお留守番をさせるのは、短時間でも心配になります。我が家は双子なので、お留守番中にケンカをしないかと不安でいっぱいでした。そこで考えたのが「ママ学校」です。
学校のように時間割を決めて、ふたりでそれをこなすのがミッション。私は9時から13時までのパート勤務だったので、その4時間をふたりで仲良くすごしてもらうために、時間割と課題ノート(通称ママノート)を作りました。時間割はとても細かく決め、ずっと座って行う作業が続かないように、体を動かす内容と座って行う内容を交互に入れるように工夫。すべての内容が決められていては、ふたりがしんどくなってしまうかもしれないと思い、自由遊びの時間も含めました。
【時間割例】
9:00 ママにいってらっしゃいをしたら、ふたりで「1時間目をはじめます」と挨拶をして「ママノート」の1~5ページをする
9:40 トミカを色別のグループに分けて袋に入れる
(袋は事前に用意してセットしておきます)
10:00 30分 DVDを見る
10:30 トイレにいって手を洗ったらおやつタイム
(私が帰宅してから昼ごはんになるため、おにぎりなどしっかりめのおやつを用意)
10:45 ふたりで「2時間目をはじめます」と挨拶してから「ママノート」の6~10ページをする
11:25 自由遊びの時間
12:00 ふたりで「3時間目をはじめます」と挨拶してから、好きな絵本を読む
12:15 自由遊びで遊んだおもちゃを片付ける
12:30 トイレに行って手を洗ったら30分 DVDを見る
13:00 自由遊びの時間
13:30 ママが家に帰ってくる
「ママノート」は、子ども用の無地の自由帳に夜中に課題をかきこんでおきます。双子なので、同じものを2冊作りました。この作業がとても大変でしたが、子どもたちには大好評でした。内容は、学校の教科書を見ながら簡単な計算問題のページ、漢字練習になるようなページ、お絵かき、ゲームなどページをめくるたびに「次は何かな?」と楽しめるよう、バリエーション豊富に用意。
【「ママノート」内容例】
・きへんの漢字を練習しよう
・理想のお弁当を描いてみよう
(お弁当箱の絵だけ描いておき、理想のおかずを絵で描きこんでもらう。お弁当の参考になり便利です)
・あみだくじを描いて、「○○がもらえるのは誰かな?」などクイズを付けておく
・子どもが好きなマンガのキャラクターの絵と吹き出しを描いておき、「好きなセリフをかいてみよう!」と書きこみ形式にする
子ども達にお留守番をさせるまで、携帯電話を持たせていませんでした。お留守番をさせるようになって子ども用の電話を持たせ、メールと電話のかけかたを教えておきました。時間割には適度に、「○時になったらママにメール」なども追加をして、仲良くしているか、安全に過ごせているかを確認していました。玄関チャイムが鳴っても出ないことなども約束事にしていました。短時間でも子どもだけのお留守番は不安が残りますが、少したくましくなってくれたように思います。
文● コバヤシトモコ
双子育児に追われるワーママライター。手抜きと時短に燃えながら日々、家事に仕事に育児に走り回っています!忙しすぎて、疲れる暇がありません。
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※筆者による寄稿記事です