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佐々木喜洋のポータブルオーディオトレンド 第21回

ヘッドフォン祭 春2020 ONLINEが開催、新型コロナの影響下、オンライン上で新製品を披露(前編)

2020年05月03日 13時00分更新

文● 佐々木喜洋 編集●ASCII

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1. Shure

 まずはじめはShureである。Shureはアメリカから本来来日するはずだったマット・エングストロームなど開発陣が米国の自宅などで撮影し、よく編集された動画の提供を受け、配信した。

マット・エングストローム氏

 新製品は「AONIC 3」「AONIC 4」「AONIC 5」の各イヤホンだが、AONIC 3はかつての「E4c」(バランスド・アーマチュアドライブ1基でコンパクトな筐体のイヤホン)の後継機ということで、Twitterで自分の思い出話をコメントしながら、個人的に盛り上がってしまった。AONIC 4はShure初のハイブリッド機、AONIC 5は「SE535」の後継だが「SE846」を思わせるような、ノズル交換によって音の変化を楽しめるモデルで期待が高まる。

2. トップウイング

 評論家の岩井喬氏による解説で、「AROMA ACE」やiFI-Audioのアクセサリー、「Spirit Trino Radiante」など、様々な新製品を発表した。

Radianteのパッシブラジエーター解説

 昼は休憩時間となるが、この間にはメーカー提供映像がCFのように配信された。

ゼンハイザーのCF画像

3. JustEar

 カスタムイヤホンのJustEarでは、あらかじめ募集していた質問事項を、開発責任者の松尾伴太氏が答える形で進行した。例えば「実際の作成過程を教えて欲しい」という質問に対しては、「いまはJustEarの音質コンサルタントは3名いて、音質調整モデルでは2回来店し、1回目で音質コンサルタントとディスカッションして、2回目で完成させる」といった過程が解説された。また以前とは違って、最新の製品では、「まずプリセットモデルを買ってから、カスタマイズにしたほうがいい」というような制作のヒントも示唆されていた。

JustEarの松尾伴太氏

4. エミライ

 エミライの島氏が登場して参考出品予定だった商品の紹介を行った。Noble Audio 「Falcon」のホワイトモデルなどカジュアルなものもあるが、なかなかマニアックでハイエンドな製品も多く期待できそうだ。例えば、Bricasti Designは、マークレビンソンで経験を積んだ人たちが立ち上げたブランドで、ガラス基板やSHARC DSPを使用するなど、それらしい面影がある。製品はヘッドホンアンプとしても高性能ということだ。  「Benchmark HPA4」はTHX AAAアンプモジュール搭載で海外でも話題の製品だ。S/N比135dBで、出力インピーダンスがほぼゼロになっているなど、注目されて良い製品だと思う。画像はRAALのリボンドライバー「SR1a」を完璧に鳴らす専用アンプ「HAS-1a」だ。

HAS-1a

5. エムアイセブンジャパン

 この時間ではネットらしく繋がらないトラブルでフジヤの石曾根氏が司会進行を務めた。製品はAustrian Audioというメーカーの「Hi-X55」と「X50」。これは元AKGのスタッフが退職して立ち上げたオーストリアのブランドで、基本的にはプロ向けのモニターヘッドホンのようだ。紹介動画を見る限りではコンシューマー用途でも、なかなか期待できそうな製品のように思えた。

HI-X55

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