3歳児くんの保護者をしてます盛田諒ですこんにちは。なんでもまねをする子は家電のまねをよくやっています。ルンバをまねして「ててんててーん」と床の掃除をはじめたり、アマゾンのスマートスピーカー「Echo Dot with clock」をまねして「アマゾンミュージックでうんちの歌を再生します。うんち、うんち、うんち」と放送禁止待ったなしのオリジナルソングを歌っています。
特にお気に入りはアレクサのまね。わずかなヒントから新幹線の名前を当てる「新幹線クイズ」というマニアックなスキルのマネをして「電車のお医者さんと言われる黄色の新幹線はなーんだ?」「ピンポンピンポーン」とやっています。アレクサは子どもの声も正確に聞き取るのでビビります。ちなみに答えはドクターイエロー。子だけでなく私まで新幹線博士になりつつあります。
●子ども向けの曲もアニメもアマゾン頼み
Amazon Echoシリーズにはディスプレーつきの「Echo Show」もあるんですが、ドット表示の時計だけがついたEcho Dot with clockを選んだ理由は画面があると子どもが見たがってしまうから。いまどき動画は永遠に見られてしまうので「特別なときに見るもの」とメリハリをつけています。
で、その特別なときに見るのがやっぱりアマゾンなんですが。出かけるときや家で髪を切るときiPad miniでダウンロードしておいたAmazonプライムビデオのアニメを見てもらってます。子のお気に入りはトーマスと、アマゾンオリジナルの「スティンキーとダーティー」。最近は親の趣味ですが「Dr.スランプ アラレちゃん」「八時だョ!全員集合」なんかも見せました。昭和のギャグが教育に良いかはわかりませんが、子とアラレちゃんの話ができるようになるのは楽しいです。
クルマで出かけるときはAmazonミュージックもよく使いました。「おかあさんといっしょ」のコンピとか「アナと雪の女王」のサントラとか、子どもの歌には不自由しません。大人向けのアルバムは数曲しか聴けないことも多いんですが、子ども向けは発売後まもない新譜もフルで聴けます。パプリカも本家Foorin版ではないものの、カバー版がしっかり収録されてました。
●子どもがいると細々した買い物が増える
あらためて振り返ってみるに、アマゾンの「子持ちユーザー逃がさんぞオーラ」ってすごいんですよね本当に。赤ちゃんが生まれたばかりのときはミルクやベビー用品が安くなる「Amazonファミリー」があるし、おむつとおしりふきは「定期おトク便」で安くなるし。うちはアカチャンホンポのあるショッピングモールを使ってたのでそんなにアマゾン漬けにはならなかったんですが、赤ちゃんが生まれたタイミングでユーザー囲い込んでやるぜっていう気概をびしびし感じます。
(余談ですが、Amazonファミリーって初めのサービス名は「Amazonママプログラム」だったんですね。父親グループの抗議を受けて、2015年にひっそりと改名したそうです)
なんでそんなに子持ちを囲いたいんだろうかと最初は不思議に思ったんですが、実際子どもがいると細々とした買い物が増えるんですよね。買い物好きなのに、今や自分より子どものモノを買ってることのほうが増えました。しかも子どもは成長にしたがって必要なものがどんどん出てくるんで、子どもに関わるものをアマゾンでまかなう習慣がついたら、あとはアマゾン沼に沈むのみってわけですよ。スティッキネスっていうんでしたっけ。やだもうこの人たち本当えげつないわ……。
●Echo Dot with clockに文字出して
沼に沈みゆくものとして要望を出せるなら、Echo Dot with clockに表示できる文字の種類を増やしてほしいですね。いまは数字と気温をあらわす「C」くらいしか表示できないんですが、昔のラジカセみたいにドットで曲名や天気なんかの文字情報を出せないもんかと。新幹線クイズと連動して「はやぶさ」「こまち」と表示してくれたらひらがなもおぼえてくれそうだし、新幹線博士のためにもよさそうじゃないですか。子どもがうんち博士になる前にぜひお願いします。
書いた人──盛田 諒(Ryo Morita)
1983年生まれ。3歳児くんの保護者です。Facebookでおたより募集中。
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