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いま聴きたいオーディオ! 最新ポータブル&ハイエンド事情を知る 第17回

ポータブルの域を超えた、高性能・高機能のネットワークプレーヤーが誕生

これぞ完成形、CHORD「Hugo 2」+「2go」のタッグのすごい機能を紹介 (2/7)

2020年04月06日 13時00分更新

文● 佐々木喜洋、小林(ASCII)

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そして“あの穴”を埋める瞬間が来た

 そんなHugo 2なのだが、これまで何のために使うのかがハッキリしない部分があった。それは側面に1組備えられたネジ穴だ。ただの穴なのだが、Hugo 2のユーザーの中には、この穴が何かに役立つ日が来るのを心待ちにしていた人も少なからずいると思う。

左右の上面に2つ並んでいるネジ穴に注目(写真はHugo 2のシルバーモデル)。

 この穴の用途については、国内発表時にイギリスから来日した開発者がほのめかしていた。今後発売される周辺機器を接続し、一体化するためのものだった。そしてここに何を装着するかは、知っている人にとっては、ある意味自明という面もあったわけだが、発売からここまで、ユーザーにとってはかなりの時間を待たされていたわけで、もしかしたら世に出ないんじゃないの? と考えていた人もいるかもしれない。

 しかしながら出た。ようやく出た。というわけで紹介するのが「2go」だ。

2goとHugo 2の取り付け方法。サポート用の接続ピンと側面のロック用ネジでがっちり安定させる仕組み。

最強のポータブルUSB DACにネットワーク機能が付く

 2goとは何か。簡単に言うと、Hugo 2にネットワーク接続機能を追加するモジュールである。ここでその役割を簡単に説明しておくと、Hugo 2をネットワークプレーヤーにできるアクセサリーと言っていいと思う。

2go

 本来、ハイレゾ再生にはPCやスマホなどをケーブルで接続する必要があったHugo 2だが、2goを導入することで、ケーブル接続なく快適に利用することができる。

 2goは非常に多彩な使いこなし方のできる製品なのだが、逆にその機能の多さに戸惑うことすらあるだろう。ここでは各種機能を用いて具体的にどのような音楽再生の楽しみ方ができるかを書いていきたいと思う。

Hugo 2ではソース機と有線でつなぐ関係で、いままではこんな感じの使い方になりがちだった。

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