ついに今日からドコモの5Gがサービス開始となり、あわせて5Gスマホとして「Galaxy S20 5G SC-51A」と「AQUOS R5G SH-51A」が発売された(両モデルともミリ波非対応)。
同時発売ということで、どっちを買ったらいいか迷っている読者もいるかと思うので、まずはスペックと独自機能で比較した。両者とも高次元にまとまっており甲乙付けがたいが、自分が必要としている機能があるほうを選ぶのがいいだろう。
なお、今回はあくまでもスペック上での比較なので、実機でのベンチやカメラの作例などは今後掲載予定だ。
本体のサイズで比較
スマホはほぼ握って使うため、持ちやすさや重さ、サイズ感などは非常に重要。まずは本体サイズを比較しよう。
- Galaxy S20 5G SC-51A
- ディスプレー:6.2型有機EL
本体サイズ:約69×152×7.9mm、重さ163g - AQUOS R5G SH-51A
- ディスプレー:6.5型 Pro IGZO
本体サイズ:約75×162×8.9mm、重さ189
ディスプレーサイズが大きいAQUOS R5Gのほうが全体的に大きいのは当たり前だが、重さが26gも違う。Galaxy S20にはToFレンズがないので、その分軽い。そのほか、有機ELとPro IGZOといったパネルの違いなど、細かい要因はあるが、軽量コンパクトがいいならGalaxy S20に軍配が上がる。
スペックで比較
お次は処理性能を見てみよう。5G対応ということで、今後サイズの大きなファイルのやり取りを始め、4Kや8K動画を当たり前に再生したり、ゲームも処理能力が必要になってくる。
- Galaxy S20 5G SC-51A
- SoC:Snapdragon 865
メモリー/ストレージ:12GB/128GB
外部ストレージ:microSDXC(最大1TB)
バッテリー容量:4000mAh - AQUOS R5G SH-51A
- SoC:Snapdragon 865
メモリー/ストレージ:12GB/256GB
外部ストレージ:microSDXC(最大1TB)
バッテリー容量:3730mAh
処理速度を司るSoCは両者ともSnapdragon 865なので、性能は同じ。搭載メモリーもどちらも12GBと申し分ないが、内蔵ストレージで差が出る。Galaxy S20の128GBに対して、AQUOS R5Gは256GBと倍の容量なのだ。さらに外部ストレージも最大1TBというのは同じなので、本体に写真や動画やアプリなどをたくさん保存するのであればAQUOS R5Gがいい。
しかし、バッテリーは3730mAhとGalaxy S20より270mAh少ないので、少しでも長くゲームがしたい、動画が見たいという人には悩ましいところだ。
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