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ロードマップでわかる!当世プロセッサー事情 第555回

RenoirはZen 2コアのまま消費電力を最大75%削減 AMD CPUロードマップ

2020年03月23日 12時00分更新

文● 大原雄介(http://www.yusuke-ohara.com/) 編集●北村/ASCII

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Hシリーズに加えHSシリーズも追加

 CESでの発表の段階では、TDP 15WのUシリーズが5製品と、TDP 45WのHシリーズが2製品という話であったのだが、今回このHシリーズに加え、新たにHSシリーズも追加され、H/HSで合計6製品となった。

Ryzen 4000 Mobileは、H/HSで合計6製品。さすがにRyzen 9 4900 HSはcTDPだけでは対応しきれなかったということだろうか?

 もっともRyzen 7 4800HSとRyzen 5 4600HSについては、スライドの下に書いてあるようにcTDPを使って35Wに落としたバージョンであって、実質的にはRyzen 7 4800H/Ryzen 5 4600Hと同じ製品である。

 その意味では「AMD、ゲーミングノートパソコン用プロセッサー『AMD Ryzen 9 4900H』発表」と同じく、実質4製品と言えなくもない。このRyzen 9のみは“Spring 2020”とあるので、4月あたりの出荷であろうか?

 性能に関しては、Core i9-9880HとRyzen 9 4900HSを比較して、ほとんどのクリエーティビティーで有利としており、またGeForce RTX 2060 MaxQと組み合わせることで、1080P/High設定であっても十分プレイ可能な、ゲーミングノートが構成できるとしている。

比較対象はAMDがROG Zephyrus G14、IntelはMSI P75 Creator 9SFを利用している。ROG Zephyrus G14はRyzen 9 4900H/4900HSを搭載するGaming Noteである

どうもCore i9-9880HとGeForce RTX 2060 MaxQを搭載したノートが存在しないようで、こちらはROG Zephyrus G14のみの結果である

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