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ASCII 春のベストセレクション 2020 第3回

ノートPCでは世界初!光学式キーボード搭載でスペックも文句なしのゲーミングノート最高峰「Razer Blade 15 アドバンストモデル」

2020年03月19日 11時00分更新

文● 石川ひさよし

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心地よく正確。「RZ09-03137E02-R3J1」だけの光学スイッチキーボード

 15.6型と言えば10キー搭載レイアウトも多いが、Razer Blade 15は10キーなしだ。ゲームにおいて10キーを使うシーンは少ない。10キーを搭載することでメインのキーが狭くなったり特殊な配列を必要としたりするよりは、10キーなしでメインキー領域の大きさや快適さを確保しているようだ。

 キーボードはRazer Blade 15アドバンストモデルの「RZ09-03137E02-R3J1」の場合US配列(そのほかのモデルは日本語配列)。全角/半角キーや一部の日本語由来のキーがなかったり、Enterキーの形状が異なるといった点で、日本語JIS配列に慣れた方には違和感があるかもしれない。ただし、ゲームプレイを考えるとUS配列にもメリットがある。全角/半角のようなキーを持たないことで、プレイ中の押し間違いを防ぐことが可能だからだ。

Razer Blade 15アドバンストモデルの「RZ09-03137E02-R3J1」はUS配列キーボード。

 USキーボードとして見たキーレイアウトは標準的。特殊なレイアウトは見られない。この点でUSキーボード愛用者からはすぐに受け入れられると思われる。日本語キーボード愛用者は少し慣れが必要かもしれないが、ある意味これに慣れてしまえばゲームはより快適になる。

 Razer Blade 15はスリムさを追求しており、薄型キーボードを採用している。しかし、一般論で言えば薄型キーボードには2つの課題がある。一つはタイピング感。もう一つは耐久性だ。この2つをどう解決するのか、キーボードはゲーミングノートPCの快適さを測る大きなポイントになっている。

 ノートPCで一般的なメンブレン式は接点を持つラバードームが複数のキーをまたぐ回路と接触することでONになる。ラバードームは中央に置かれているため、キーの中央部分から外れた箇所を押した時、キーがやや傾くことも多い。この傾きをパンタグラフ式で解消しているものもあるが、基本的にラバードームは劣化する部品であり、ゲーマーのように特定のキーに押下回数が偏る用途に向いているとは言えない。

キーの下にある青い光が入力のスイッチになっている。

 Razerは、2016年のRazer Blade Proモデルで初めて薄型メカニカルキーボードを採用した。メカニカル式のメリットは独立したスイッチである点。キーの中央以外を押しても傾くことがなく、スイッチの特性によってしっかりとした押下感が得られる。耐久性はスイッチ次第だが、基本的にメンブレン式と比べると高い傾向にある。

 そしてRazer Blade 15アドバンストモデルの「RZ09-03137E02-R3J1」では「オプティカル(光学)スイッチキーボード」が採用された。これは従来の方式とは異なる新しいものだ。光学式スイッチはキー側に構造を設け、光センサーを遮る・透過するといった状態変化を生じさせることでON/OFFを切り換える。バネや接点という構造を持たないため、この部分の劣化はほとんど無視できる。その上で、キーの支持にはパンタグラフ構造を用い、これをチューニングすることによって、キータッチもメカニカル式に近づけている。

キーを横から見ると、通常はスイッチがある部分に光センサーがあるのがよくわかる。

 実際、Razer Blade 15アドバンストモデルのキータッチ、タイピング感は薄型ノート向けキーボードとは思えないほど快適に仕上がっている。

 ストロークに関しては薄型キーボードだけあって浅いことは確かだ。しかし1.7mmほど確保されているので、昨今の薄型ノートブックPCとしては十分に感じられる。

スリムなノートPCとしては最大限とられた1.7mmのキーストローク。

 キーを押した際にはカチッというメカニカルキーボードに近い反応が確かにあり、さらに押し込んだところで適度な反発力も感じる。いわゆるタクタイル感のあるキーだ。中央を外して押しても嫌な傾きがなく、おそらくストロークが浅いことも功を奏してグラつきもほとんど感じられなかった。また、反応はきわめて正確だ。感触としてはメカニカルタイプに次ぐものであることは確かと言える。耐久性に関しては実際に長期使用しなければ分からないが構造上では高いはずで、その上でこの薄さを実現できるならば、薄型ゲーミングノートPCをリードするキーボードであると言えるだろう。

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