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「セブンプレミアム 蒙古タンメン中本 極豚(ゴットン)ラーメン 激辛豚骨味噌」
セブン&アイ・ホールディングス
220円
https://www.sej.co.jp/company/news_release/news/2020/20200218.html
人気のカップ麺に豚骨アレンジが登場
セブン&アイ・ホールディングスは「セブンプレミアム 蒙古タンメン中本 極豚(ゴットン)ラーメン激辛 豚骨味噌」を各店舗で2月22日から発売。セブン‐イレブン、イトーヨーカドー、ヨークマート、ヨークベニマルなどで展開。220円。
セブンプレミアムとラーメン店「蒙古タンメン中本」がタッグを組んだ「セブンプレミアム 蒙古タンメン中本 辛旨味噌」は、セブン&アイグループで2008年から販売されており、辛旨カップ麺の定番として好評を得ています。
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「ゴットン」とかいう機関車の駆動音みたいな語感が力強い
極豚(ゴットン)ラーメンは蒙古タンメン中本の店主監修のもと、店舗で激辛商品として人気の「北極ラーメン」をベースに、豚骨のコクを加えた濃厚な味わいをうたうスープが特徴。さらに、辛味オイルに豚骨の風味とラードのコクを加えた特製の「辛豚オイル」で仕上げます。
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536kcal
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味の決め手となる「辛豚オイル」
具材は、豚肉、ガーリック、唐辛子、ねぎ、背脂風のかやく(ラードが主原料)。やはり「背脂風のかやく」が気になるところ。豚骨のコクと、背脂が加わることで、味にどのような変化が生まれるのでしょうか。
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ちょっとわかりにくいですが、白い部分がラードを主原料にしたかやくです
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店主の写真入り
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お湯を入れて5分です。3分ではない点に注意
豚骨のコクと背脂の甘みはあるが基本テイストはそのまま
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辛豚オイルを注入すれば完成
味ですが、意外にも、それほど大きな変化はありません。いや、辛いですけど。めちゃくちゃ辛いですけど……。しかし、辛いだけではなく、味噌の旨味を生かした旨味のあるスープはそのままです。
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麺は太めで、「蒙古タンメン」の名にふさわしい
その中に、ほのかな甘み(ラード由来のものでしょう)と、豚骨のコクがそなわることで、深みのある味わいになっていますね。定番品と比べると、あまり変化はないということもできましょう。しかし、肯定的にとらえれば、基本を変えずに自然なアレンジをほどこした……そんな路線の新商品といえます。
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やっぱり、スープは辛いです。激辛です
惜しむらくは、具材の豚肉でしょうか。1枚の大きな肉ではなく、小さめのカケラが入っているような感じです。カップ麺にそこまでのボリュームを求められないのですが、そしてカップ麺ではこういう表現のチャーシューがよくあるのは承知しているのですが、ちょっとさびしいかな、という気はします。
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豚肉は具としてちょっとさびしいですが、まあ、まあ
基本的なテイストは、蒙古タンメン中本シリーズにのっとったもの。そこに豚骨のコクと、背脂(っぽいモノ)の食感が加わった……という感じでしょうか。突拍子もないわけではなく、純粋な進化系ですね。ファンの期待を裏切らないアレンジものとしてオススメできるものになっています。ただ、しつこいようですが、辛いですからね……。
モーダル小嶋
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1986年生まれ。担当分野は「なるべく広く」のオールドルーキー。編集部では若手ともベテランともいえない微妙な位置。一人めし連載「モーダル小嶋のTOKYO男子めし」もよろしくお願い申し上げます。
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